
朝、外に出ると、手をポケットに入れたくなるような風。頬にあたる空気が乾いてきて、「冬が近づいているな」と感じます。
ピリッと肌が少しつっぱる。手を洗うたびにクリームを塗っても追いつかない。そんな季節こそ、コスメだけでなく身につけるあたたかさを味方にしたいものです。今日は、そんな乾燥の季節に寄り添う、小さな冬支度をご紹介します。
外に出る前、首元や肩にストールをかける。その数秒で、冬が苦手な心にも余裕が生まれます。ウールやカシミヤのやわらかさが、冷たい空気と自分とのあいだにやさしい境界をつくってくれるような、あたたかい空気を纏うような付け心地。
天然素材、とりわけ、柔らかなウールやカシミヤは、身につけたところの空気をやさしく温めてくれます。風を完全にシャットアウトしてしまえば蒸れの原因になりますがそうではなく、程よく湿気は逃す、快適な付け心地なのです。
手元はいちばん風を感じる場所。その風を遮り、指先まで包み込むのが、手袋の役目です。移動の時に、仕事の合間に、ハンドクリームを塗ったあとにはめれば、手のしっとり感も長持ちするはず。
男性への贈りものには、レザーグローブを。質のよい革は使うほどに手に馴染み、冬の外出を特別な時間に変えてくれます。中でも歴史と伝統のあるHESTRAやDENTSはおすすめで、贈る人のセンスと、受け取る人のぬくもりをつなぐアイテムでもあります。
バッグの中やデスクの上に、ポーチをひとつ。
ハンドクリームやリップなど、自分だけの乾燥レスキューセットをまとめておくと、乾燥の季節も安心です。お気に入りのアイテムを目にするだけで、少し気持ちが整う気がします。
ALDIN・ベルベットリボンポーチ/青い花ポーチ
ストールで外気をやわらげ、手袋でぬくもりを閉じ込め、ポーチでそのケアを持ち歩く。風が少し冷たくなるこの季節。お気に入りの冬の道具をそばに置くだけで、乾いた空気さえも、少しやさしく感じられるかもしれません。
