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キッチンに置きたい、日本の暮らしの道具

 

島国、日本。

その気候や風土に合わせて、様々な地域で独自の文化を作り上げ、

地域に根付いた伝統工芸は、日本人の暮らしを豊かにしてくれていました。

 

素朴で、無骨。そしてどこまでも実直な日本の道具たち。

日用品として使うものでありながら、使う我々の心を豊かにしてくれるのですね。

毎日立つキッチンだからこそ、使うたびに背筋が伸びるような、

そして嬉しくなるような道具をご紹介します。

 

 

・日本の米どころを支えた、縁の下の力もち

全国でも有数の米どころ、新潟県。

現在の新潟県の礎(いしずえ)が築かれたのは、江戸時代であるといいます。

新潟県の前身、越後は、大きな戦争などはなく、

庶民が中心となって活躍した時代でした。

やがてこの国土を舞台に新田開発が行われ、産業が発達し、独自の文化が生み出されます。

そんな江戸時代末期(天保時代)からこの地域には「ふるい業組合」が存在し、

ふるいや裏漉し、蒸籠などが盛んに作られていました。

稲刈り、脱穀などの処理を行えるコンバインなどがない時代には、

乾燥した稲をふるいにかけたり、裏漉しや蒸籠も、

調理に欠かせない道具でしたが、時代とともに需要は減少していきます。

 

・足立茂久商店の成り立ち

江戸時代から曲げ物の生産地として栄えた寺泊山田は、

雄大な日本海を眺めながら、昔ながらの木造建築が軒を連ねている場所です。

この寺泊山田の曲げ物製造技術は、その歴史と文化的価値が認められ、

長岡市の無形文化財の指定を受けています。

そんな寺泊山田の技術ですが、現在この地で曲げ物を生業とするのは、

足立茂久商店のみであるといいます。 

 

・美味しいご飯を味わう、蒸篭

今回はそんな足立茂久商店で、人気のわっぱ蒸篭をご紹介します。

なんとも愛らしいわっぱ蒸篭ですが、中はこちら。

せいろとは、竹や木で編まれた円形の蒸し器。蒸し料理の定番道具ですね。

 

トウモロコシ等の根菜類は温めることで素材本来の甘みが出てきますし、

きのこ類も蒸篭蒸しとの相性抜群。

ご飯の上に野菜や鮭などのお魚を乗せて、

蒸篭の底面が浸らない程度に鍋に少量のお水を注いで、蒸すのもおすすめです。

新潟県の郷土料理である【わっぱ飯】と呼ばれるものは、

薄い塩味の出汁を加えて炊いたご飯の上に、

日本海で採れた旬の魚介を乗せて蒸したものといいます。

冷やご飯の温め、冷凍食品の解凍、調理にも使えます。

 

何よりも特徴なのは、”電子レンジが使えるわっぱ”であるということ。

お野菜を蒸篭でヘルシーに食べたい方だけでなく、

一人暮らしの方にもとてもおすすめです。

たくさん炊いた冷凍ご飯がわっぱで美味しく復活しますよ。

 

伝統的な工芸品を現代的にアレンジできるからことが、

時代を超えて愛される秘訣なのかもしれません。

 

▽その他使い方

 

 

 

 

・日本刀の遺伝子

兵庫県南西部、播州。

この地域に昔から根付いている金物産業は、

刀の鍛造が元々の始まりだと言われています。 

打刃物の起源は奈良時代(約1200年前)と言われており、

その後、江戸時代の刀鍛冶の文化により刃物は飛躍的に進化し、

約230年ほど前から剃刀や鋏といった日用刃物が作られたという歴史があります。 

 

・世界に通用するブランドを目指して

今回ご紹介するのは兵庫県小野市で根付いている播州刃物。

世界に通用する切味と耐久性を誇り、約250年以上も前から兵庫県の播州地域に根付いた歴史ある播州刃物ですが、

地域産業を地方のブランドとしてだけでなく、世界に広げていこうという思いで、

デザインスタジオであるシーラカンス食堂と小野金物卸商業組合が新しいデザインを完成させ、世界を目指したブランドです。

地域が生み出す伝統産業が暮らしの中でしっかり受け継がれてきた播州刃物は、

お客様に長く、良い状態で刃物を使って頂くために

アフターケアとして研ぎ直しの有料サービスも行っています。

 

・見るものを圧倒する美しさ

生花鋏や裁鋏も扱っている播州刃物。

今回は、キッチンで活躍するキッチン鋏を見て行きましょう。

確かな切れ味と抜群の耐久性を誇るこちらの鋏ですが、

刃と持ち手の間に2つの空間が空いているのが分かります。

実はこの1の空間を使えばビール等の栓抜きに、

2の空間を使えば、くるみ等の硬いものを割ったり、

ネジ型の蓋を開けることが出来るのです。

3の持ち手の先を使って缶蓋を開けることも出来るという、

万能な鋏なのです。

 

そんな美しい鋏ですが、商品は播州織に包まれて、

桐箱に入っているのが嬉しいところ。

ひんやりとしたこの鋏を手に取ると、

キッチンでもなぜだかしゃんと背が伸びて、大切に、大切に使いたくなります。

お料理をスマートにしてくれる、キッチン鋏なのですね。

※播州織の布柄は予告なく変更となる場合がございます。

 

▽関連コンテンツ

 

 

・奈良県の産業を支えた奈良晒(ならざらし)

奈良地方で産出した麻の晒し布、奈良晒の起源は鎌倉時代にまでさかのぼります。

南都寺院の袈裟として使われていたことが記録されている奈良晒ですが、文献にこの名が登場するのは、

16世紀後半に清須美源四郎が晒(さらし)の改良に成功してからであるといいます。

17世紀前半に、徳川幕府から「南都改」の朱印を受け御用品指定され、産業として栄えました。

当時は主に武士の裃(かみしも)、僧侶の法衣(ほうえ)として使われていました。

また、千利休に用いられたことから、茶巾としての需要もあったようです。

17世紀後半から18世紀前半にかけて産業はピークを迎え、

生産量は40万疋(ひき)にも達したと言われています。

当時の繁盛は井原西鶴の『世間胸算用』にも登場するほどでした。

そんな黄金期のさ中、初代中屋喜兵衛が奈良晒の商いを始めたのが、

今回ご紹介する遊 中川のブランドを持つ、中川政七商店の始まりです。

 

・「蚊帳生地」

蚊帳(かや)とは、初夏・仲夏・晩夏と言う三夏の季語であります。

夏の夜、蚊の侵入を防ぐために寝床の上に吊った蚊帳は、

エアコンが普及した今では記憶の中の懐かしい風景の一部となってしまいました。

しかしながら、「風は通して、蚊は通さない」という

明確な目的を持つ蚊帳生地は、木綿や麻を平織りにしたもので、

奈良県の特産品として知られています。

江戸時代から300年も続く奈良の麻織物業の老舗、中川政七商店は、

通気性だけでなく吸水性や速乾性にも優れている蚊帳生地の特徴を生かして

「花ふきん」を作り上げました。

 

蚊帳生地の織物幅は約120cmで、これをぴったり半分に折った大きさが

花ふきんのサイズになります。

織機にはヨコ糸を巻いたシャトルと呼ばれる糸巻きが、

タテ糸の間を往復しながら織り上げるシャトル織り機を用いています。

織り機の中では低速で、効率の良いものではありませんが、

シャトル織機ならではのふっくらとした独特の風合いが生まれます。

 

こうして仕上がった生地は、晒し、染色、糊付け、裁断、染色と工程が進んでいきます。

全て手作業で行われ、縁だけでなく、二重生地のズレ防止のために内側にもミシンを走らせています。

 

・カラフルで楽しい花ふきん

この花ふきんは、蚊帳生地を二枚重ねて作られており、

約58cm×約58cmと、大判サイズ。

広げると通常のふきんの4倍ほどの大きさではありますが、

薄手でかさばらず、驚くほどしっかりと吸水してくれ、

広げておくとあっという間に乾きます。

 

二重になった生地は、程よく目が粗いので、出汁を濾すのにも最適。

豆腐の水切りや、茶きん絞り、蒸し物のふきんにも。

長く使って柔らかくなってきたら台ふきんとして活躍します。

安心感のある大判サイズですので、弁当包みとして揃えるのも良いですね。

ずいぶんと使いこんでしまってからは、

雑巾として最後の最後までしっかりと役目を果たしてくれます。

 

ご用意しているのは3枚セットと、5枚セット。

中川政七商店のロゴを押したギフトボックスに入っていますので、

ちょっとしたギフトにもおすすめです。

さくら・すみれ・若草・菜の花・白百合など、ふきん自体の色にも

古都奈良に咲く花の名前が付けられています。

使う人の数だけ揃えたくなる、そんなふきんです。

 

遊 中川(ゆうなかがわ)が大切にしていることは、

日本の自然と歴史、四季と文化、そして日本の「和」につながる「和み」です。

使っていて心地良く、自然のもので作られ、心と体にしっくりとくる、

和みのある「もの」や「かたち」を大切にし、それらが手から手へ受け渡されていく場を提供しているのですね。

 

 

 

・400年もの古い歴史を持つ南部鉄

17世紀中頃、南部藩の盛岡で、京都から釜師を招いて茶の湯釜を作らせたのが、南部鉄の始まりといいます。

旧伊達藩の奥州市水沢区では平安時代末期から日用品鋳物の生産が盛んで、

今日では焼型、乾燥型の鋳物作り、紋様押し、肌打ち、漆仕上げ等の伝統的技法により生産されています。

 

南部鉄器は盛岡と奥州の二つのルーツを持っています。

盛岡鋳物の始まりは、盛岡の地に南部氏が城を構えた17世紀前半と言われています。

南部藩の特産品として、茶の湯釜や鉄瓶などは「南部」と称されてきました。

それとは別に奥州市では12世紀初期、平安時代後期に江刺郡豊田館(現在の江刺区)にいた

藤原清衡が近江国(滋賀県)より鋳物師を招いて始まったと言われており、

江戸時代に仙台藩の庇護を受け発展してきました。

 

現在では、昭和49年に制定された「伝統的工芸品産業の振興に関する法律」による指定を第一期に受けて、

”伝統的工芸品” となり、両地区での生産品を南部鉄器と称しています。

 

・小笠原陸兆のモダンな伝統工芸品

小笠原陸兆氏は、水沢市で鋳物業を指導し、発展に多大なる貢献をしています。

60年以上のキャリアを持ち、古典的な南部鉄器について、

単純な形しか出来ないが大量生産がきく「生型」と、制作に煩雑な工程と熟練の技を要する「惣型」の2つの技法を使い分け、

生活に根ざした鉄器を作り続けています。

古典的な南部鉄瓶の技法を受け継ぐ一方で、シンプルでモダンなデザインの日用雑器の製作もこなすマルチ鋳物師であります。 

 

・生活に取り入れたい、鉄器

南部鉄器の魅力は、多岐に渡っています。

製造過程で発生する、「砂目」と呼ばれる模様は、鋳造する際に使った砂型と呼ばれる

型を使ったことで生まれる模様で、この表面にできた砂のわずかな窪みの効果で、

食材が焦げ付きにくくなります。

お湯や食品などを温める間に溶け出した鉄分が水や食べものにうつることで

吸収しやすい鉄分を補給できるとも言われています。

更には鉄は温度の変化に鈍いため、一度温まると冷めにくく、

また温まる時も熱が全体へ均一に伝わるので、温度がムラになりにくいのです。

 

◆すきやき鍋

こちらはすき焼き鍋。ずっしりとした重厚感と、モダンなデザインが美しいです。

食卓に出てくると嬉しくなってしまう「すき焼き」ですが、

一説によると、江戸時代、鍋の代わりに農具の【鋤(すき)】を火にかけて

魚や豆腐を焼いたことが始まりではないかと言われています。

文明開化の後に、牛肉を使用した、今でいう「すき焼き」が世に知られ、

愛されてきたというのです。

そんなすき焼き鍋は、3〜6人向け。

すき焼きの時だけでなく、満遍なく火が通る特性を活かして、

お好み焼きの表面や、餃子をカリッと焼いたりするのもおすすめです。

そのまま食卓に出してもすぐに冷めてしまわないので、

温かいお料理を長く楽しむことができます。

 

◆ミニパン

真上からみるとまるでオタマジャクシのような可愛らしいミニパン。

 

手のひらサイズの小サイズは、目玉焼きをカリッと焼くのにぴったり。

南部鉄で焼いた目玉焼きは、他のフライパンで焼いたものとはちょっと違いますよ。

目玉焼きのふちがカリカリっとしますので、そのまま食卓に出しておしゃれな食卓を演出するのも良いですし、

パンに乗せるのもおすすめです。

 

大きなサイズはフタ付き。おすすめはパンケーキです。

熱が均一に伝わり、温度もムラになりにくいので、

ふっくら、おいしく高さのあるホットケーキが焼き上がるのです。

 

朝ごはんや、ちょっとしたおつまみを作るのも、夜ごはんにも、

ゆっくり、南部鉄のミニパンで作ってみるのも良いかもしれません。

 

▽関連コンテンツはこちら

※小笠原陸兆の鉄瓶をご紹介中

 

日本の伝統を感じながら、モダンな風を感じる道具たち。

時に美味しく、時に楽しく、そして便利に、

長く長く愛用したい日本の道具を揃えてみてはいかがでしょうか。

 

 

▶︎日本の暮らしの道具はこちらから

 

投稿者: 村上 日時: 2017年06月17日 12:00 | permalink

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