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指先まで暖かく。手袋を快適に愛用するためのフィッティングとお手入れ

 

一度冷えてしまうと、暖かい部屋に入るまでなかなか元に戻らないのが、指先。特に女性は末端が冷えやすいという方も多く、足先の冷えと並んで冬の悩みになりがちです。冬本番になると、手がかじかんでパソコンやスマートフォンのキーボードが打ちにくい、家事をするのがつらいなど、日々の暮らしの中で様々な影響が出てしまいますよね。

こうした悩みを解決してくれるアイテムといえば、「手袋」です。今回はそんな手袋を長く快適に愛用するための選び方とフィッティングのコツについてご紹介します。

 

 

 

 

デザイン以外で見るべきポイントとは

 

「手袋=ファッション小物」という位置づけでデザイン、つまり見た目重視で選ばれることも多く、その素材や造りについて細かく意識する機会はなかなかありません。しかし、防寒具としての機能性を考えると、どんな素材を使用し、どんな縫製がなされるかによって着用感や暖かさは大きく変わってきます。

 

 

■レザーとニットが手袋に用いられる理由

 

まず、手袋で特徴的に用いられる素材は2つ。「レザー」と「ニット」です。

 

上:シープスキンの手袋

下:ニット製の手袋(ヤク75%、竹25%)

 

手袋は私たちの指を包み込むように繊細で複雑な造形が必要で、なおかつ着用時には5本の指を別々に曲げるという運動が伴います。暖かいだけでなく、指を曲げる、伸ばすといった繊細な動作をした時に引きつったり、突っ張ったりすることなく指に沿うことが大切です。その点で、素材自体がしなやかで中のものの動きに合わせてある程度形を変えることが出来るレザーと、伸縮性があり伸び縮みが容易なニットは手袋にぴったりなのです。他にも、ウールやカシミヤのフェルト素材など、柔らかくしなやかな生地を使用したものも多く見られます。

 

 

 

レザーの手袋は「薄くしなやか」で「暖かい」という2つの強みを両立できるのがメリット。また、風を通しにくい点でも機能的です。革の種類にもよりますが、使い始めはやや硬く、着用を続けることで指にフィットするという点では、シーズンを超えて年単位で愛用したいという方におすすめ。

 

 

 

ぬくぬくとしたつけ心地で、指を入れた瞬間から暖かいのはニット手袋の強み。一定の伸縮性があるため、レザー手袋よりもフィッティングが手軽です。見た目にも暖かく、カジュアルな装いに可愛らしく取り入れることが出来るのも嬉しいポイントですよね。

レザーと比較するとどうしても編み目の隙間から風を通しやすいため、真冬はレザー手袋と併用するなど、工夫するとより快適に。

 


■つけ心地を左右する、ライナー素材に注目

 

 

特にレザー製の場合、手に直接触れる内側には、ライナー(裏地)が付けられているものが多くあります。革には銀面(表)、床面(裏)という2つの面があり、手袋では表面が外側を向くように用いられることから、手に直接触れる内側には、手触りが良い素材を裏地として採用しているのですね。ライナーには、ウール、カシミヤといった秋冬向けの生地が用いられることがしばしば。手を入れた時の肌あたりは、このライナーの素材によって大きく変わるため、表地の素材と合わせて、ライナー付きの有無、ライナーが付いている場合は、どんな素材が用いられているかチェックすることが大切です。

 

 

■アウトシーム、インシームで変わる印象とつけ心地

 

さらに革製の手袋を選ぶ時、チェックしたいのが縫製の処理。手袋は、その構造から5本指のシルエットを描くようにぐるりと縫製されるのが一般的ですが、その縫い目を手袋の外に出すか、内側に入れるかで大きく仕上がりが異なってきます。手袋の外に縫い目があるのが「アウトシーム」、内側にあるのが「インシーム」です。

 

 

 

こちらがアウトシームの手袋。ステッチが外側に出ている仕様です。縫い目と縫い代が外側に出ていることで、ステッチが程よいアクセントになっています。職人による手仕事を感じられるよう、あえて生地とは異なる糸で縫製されていることが多く、作り手の遊び心を感じることが出来ます。

 

 

 

一方、こちらがインシーム仕様。表にステッチがなく、ドレッシーな雰囲気なのが分かります。縫製の方法によっても異なりますが、縫い目が内側に入っていると縫い代も内側に入れ込まれている設計が多いため、指を入れる部分が比較的細身な場合が多いのもインシームの特徴。ぴったりと着用し、革を手に馴染ませながら着用したい方におすすめです。


 

 

快適に使うためのフィッティング

 

素材と合わせて、着け心地を決めるのがサイズの選び方です。シャツ、スカート、パンツのように丈や幅を細かくチェックするお洋服と比べると、手袋のサイズの幅はさほど大きくはありません。しかし手袋の場合、手の平の大きさ、指の長さはほんの数センチの差でフィット感が異なりますので、お洋服と同じ感覚でサイズをチェックするようにしましょう。

 

 

■フリーサイズ/ワンサイズの違いとは?

 

これは意外な盲点となりやすいのですが、同じデザインで販売されているサイズが一つだけの場合、それが「フリーサイズ」なのか「ワンサイズ」なのかチェックする必要があります。それぞれの言葉のニュアンスとしては

 

フリーサイズ:身長や体格を問わず、幅広いサイズの人が着用出来るサイズ。

ワンサイズ:サイズ展開がなく、1つだけに絞って販売されているサイズ。

 

といった意味合いがあります。お洋服であれば、肩幅のラインがなくゆったりとした身幅のセーター、ウエストがゴム仕様になっているワイドパンツなど、幅広いサイズの人が着用出来るようデザイン上の工夫がなされているものが「フリーサイズ」と呼ばれます。手袋なら、たとえば指先部分のないアームカバータイプや、ローゲージでゆったり編まれたニットタイプのミトンなどがこれにあたります。

手袋専門店でない限り、S/M/L/LLといった細かなサイズ展開があるのは稀で、多くの手袋は平均的な1サイズに絞って販売されます。5本指タイプの手袋で、取り扱いが「ワンサイズ」の場合は幅、指の長さなど詳細なサイズをチェックするのがベストです。

 

 

 

 

こちらの写真のように、先が切れていて指・手のひらの長さを限定せずに使うことが出来るよう設計されているアームウォーマ等はフリーサイズにあたります。特にニット仕様のものは、ある程度手のサイズに合わせて伸びるので細かなサイズの違いを意識せずに着用出来るのが嬉しいポイントです。

贈り物で手袋を贈りたいけれど、サイズ合わせが心配という時にも良いですね。

 

 


■「手囲い寸法」で自分にフィットするサイズの目安をつかむ

 

フリーサイズ仕様ではなく、ワンサイズのみの展開となっている場合は特に、そのサイズが自分の手にフィットするのか気になるところ。オンラインでのお買い物など試着が出来ない場合には、サイズ表記を見て自分の手にフィットするかチェックする必要があります。5本指すべての全長と、手のひらの幅にあたるサイズ表記など、細やかなサイズ表記があれば自分の手のサイズとの比較がスムーズ。億劫がらずに自分の指の長さを測り、手袋のサイズと見比べてみましょう。

 

しかし、一般的な手袋サイズ表記では全ての指の長さの表記があることは稀で、しばしば「手囲い寸法」と「全長」によって表記されます。手囲い寸法とは、手のひらの周囲をぐるりと測る、手袋独特の計測方法。図のように、「生命線の始点」「小指の付け根と手首を結んだ線の、手首から1/3の地点」をぐるりと結んだ寸法を測ります。計測位置が少しでもずれると数センチ単位でズレが生じてしまうので、しっかりと計測しましょう。

 

手囲い寸法は、手のひらの幅だけでなく厚みまで考慮したサイズ計測法のため、単純に手の幅を計測するよりも、細やかな計測方法と言えます。例えば「全長は足りているけれど、手囲い寸法が短い」という場合には全長に対して細身に作られたサイズ感のため、実際に着用すると手のひらの部分がきつく感じる可能性が高い、ということになります。

 

 


長く使うためのメンテナンス

 

数ある手袋の中からお気に入りを選び取ることが出来たなら、ぜひ長く愛用したいもの。ここまで見てきたように、素材や形、構造によっても様々な特徴がある手袋。手袋は、使われている素材ごとに適切なお手入れをすることが長持ちの鍵となります。

 

 

 

 

■レザーは水濡れに注意し、状態を見ながらメンテナンス

 

 

これは手袋に限ったことではありませんが、天然皮革を使用した手袋は、私たちのお肌と同じように定期的な保湿が必要です。ただ、手袋の場合はさほど頻繁に保湿クリームを塗る必要はありません。

というのも、特に手袋に用いられるレザーは手の動きに沿うよう、柔らかくしなやかな革・部位を選んで用いられている場合が多く、これはバッグや靴と比較すると非常に薄く繊細な革になります。過度な保湿はかえって革の伸びやムレを引き起こす可能性もあります。乾燥が気になる時に適度に保湿するなど、革の素材に合わせたお手入れを定期的に行いましょう。

また、革は水に弱い素材ですので、雨の日の着用は避ける、着用した状態で水に触れないよう注意しましょう。特に、スエード、ヌバックといったマットな仕上げでは水に濡れた場所がシミとして残りやすいので注意が必要です。

 

■カシミヤ、ウールには毛玉と摩擦を抑える工夫を

 

メインの素材にカシミヤ、ウールなど動物の毛が用いられている場合、ネックになるのが毛玉ですね。一般的なニット製品と同様、摩擦によって毛玉が出来やすいため、手袋が他のものと擦れる状態を作り出さないのがポイントです。無意識に両手をすり合わせたり、バッグの持ち手や手すりを大きく擦ったりしてしまうという方は要注意。毛玉が出来てしまった時は指でむしり取らず、ハサミでカットしてから毛の流れを整えるようにします。

 

 

■ライナーを長持ちさせるために出来ること

 

特にレザーの手袋は、内側にウールやカシミヤ素材のライナーが付けられていることが多いのですが、2つの素材の強度の差が気になるところ。つまり外側の革は丈夫でまだまだ長く使えそうなのに、中のライナーが磨耗・劣化によって古びてしまっては、せっかくの手袋が台無しになってしまうのです。ライナーの劣化をできるだけ抑えるためには

 

・引っかかりやすいアクセサリーに注意する。

・ハンドクリームを塗った後は、しっかり乾いてから手袋をはめる。

・室内や電車の中など、汗をかきやすい場所では外す。

 

といった点に注意しましょう。特に女性は、石付きの指輪、繊細な金具の付いたブレスレットなどのアクセサリーが引っかかり、ライナー生地を傷つけてしまう機会が多くなります。逆にライナーの繊維に引っかかると、アクセサリーの石や金具が外れたり、変形したりというアクシデントも発生します。少々面倒にも感じますが、アクセサリー、手袋双方に負担がかかりそうな組み合わせは避けたほうが無難といえるでしょう。

 

 

 

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投稿者: 斎藤 日時: 2017年12月10日 11:00 | permalink

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