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末永く使いたい、日本の竹かご

 

 

古くから様々な道具に姿を変え、人々の暮らしに使われてきた、竹かご。
実用性だけでなく、美しさも兼ね備えたかご。
使うほどに味わいを増し、大切に使えば一生ものと言われる
かご達の魅力をご紹介します。

 

 

同じ日本でも地域によって、竹の種類、編み方、用途がさまざま。
どれも地域の暮らしの中から生まれた形ばかりですが、
日用品として使い勝手が良いように形づくられたかごは、
現代の暮らしやインテリアと比べると、プラスチック製品にない佇まいがあり、
機能的にも優れているのが魅力です。

かごの産地をおおまかに並べてみました。
北は青森から南は熊本、鹿児島まで。
もちろんここに挙げたのはほんの一例ですが、
全国各地に生産地が散らばっているのが分かりますね。

 

 

そもそも、世界的にはさまざまな国さまざまな自然素材で竹の製品が作られ、
愛用されてきました。その中でも日本はちょっと特別で、
日用品の竹かごだけでなく、美術工芸品としても発達してきました。
歴史を掘り起こせば、千利休の時代から、茶道の世界で花かごとして竹かごは使われています。 
日本ならではの繊細な手仕事が生み出した竹の工芸品と暮らしの日用品の竹かご、
どちらも人々の丁寧なものづくりの精神が反映され、
現代でもその美しい仕事に私たちは感動させられます。

日本のかごは、古くは農閑期に生まれたものづくり。
つまり、お米や野菜など農作物を作りながら、
農作業が落ち着いた時期に兼業でかご作りを行うということ。
そのため、各地方でも専業になっているところは少ないという背景があります。

地域によっては、竹が増えすぎてしまっているために、
メーカーが新たな製品開発に力をいれているという場所もありますが、
昔ながらの製法で少しずつ製造を行ってきた産地が多いようです。

 

 

 

そして、一言で竹といっても、実は種類が様々。
竹の種類によって太さや硬さ、しなやかさが異なり、
それぞれの性質に応じた編み方や造形がなされています。
竹かごに使われる主な種類は、例えば真竹、鈴竹、根曲竹など。

 

 

◇真竹:
太い真竹は、生の素材そのままは使用せず
油抜きをし、日光に晒すなどの加工を施すことが多い素材。
晒すことで白くなることから、白もの、白竹とも呼ばれます。 

◇鈴竹:
山野に自生する鈴竹(すずたけ)、篠竹(しのたけ)と呼ばれる、とっても細い竹。
しなやかで弾力性のある篠竹のかごは、上から軽く押してみると手が跳ね返るほど。
その性質を活かし、古くから数々の優れた暮らしの道具になり、身近な存在です。

◇根曲竹:
イネ科の竹笹類で、雪の重みで根が曲がることからその名前が付けられたそう。 
根曲竹は収穫したばかりの青々とした竹を縦に割り、六角目に編むのが特徴です。
木型を使わずに編み込まれているので、柔らかい仕上がり。

 

 

 

 

竹かごの用途は、大きく分けると「保管する」「持ち運ぶ」の2つに分かれます。

 

 

 

 

持ち手のないザルやかごは様々なシーンでの保管に重宝します。

例えば、きっちり、がっしりと編み目の隙間が小さく、丈夫そうな鈴竹のざるは、
米研ぎざるや、水切りカゴ、野菜の洗いかごとして使える他、
食器やカトラリーをまとめて入れる保管場所としても便利。

食器をまとめて入れて、目隠しに手ぬぐいを一枚かければ
それだけで収納のインテリアに早変わりします。

 

 

 

一方、持ち手の付いたバスケットタイプのかごは
収納を兼ねながら、中に物を入れて持ち運ぶことが出来ます。


大きなかごには、例えばリビングで使うブランケットや雑誌を
まとめて入れて、そのまま部屋を移動するときに。
持ち手付きの竹かごと言えば、昔ながらの買い物かごを
思い浮かべる方も多いと思いますが、
こうして使うと、モダンな佇まいに見えてきますね。

 

 

 

使い方はもちろん、使う場所も様々。
リビングやキッチンではもちろん、
書斎、玄関、お風呂の脱衣所などいろいろな
シーンで活躍してくれます。

 

 

◇鈴竹 手提 一枚物 手なし 角

岩手県一戸町の職人さん達の手で編まれた、鈴竹の収納かご。
丁寧に編み込まれたかごは、編み目がとても美しい逸品です。
雑誌を入れて、リビングの収納かごに。

 

 

◇篠竹 底角大まる

スリッパ入れや、くずかごにもちょうど良いサイズ。
今回ご紹介するかごの中では、全体が丸みを帯びた珍しい形で、
雑誌やブランケットなどを入れてインテリアとしても可愛いです。
上からみると丸い口をしたかごですが、底面は四角という個性的な形。
ゆったりとした斜めの編み目が東南アジアのバスケットのようなフォルムでもあります。

 

 

 

 

◇鈴竹 小ざる

四つ割りにして竹ひごにした竹を、
ざるの底面から円をかくように編んだ小ざる。
ちょうど良いサイズと深さから米研ぎ用のざるとして紹介されることも多い形。
こうして食器をどんどん入れても様になるので、キッチンの収納におすすめです。

 

 

 

◇篠竹 浅ざる

これぞ定番とも言える浅型のざる。
野菜をさっと洗った後の一時置き場として
1つあると、キッチンでとても重宝します。
プラスチックやステンレス素材にない天然素材の風合いは、
使い込んで味わい深さを増していきます。 
冷たい麺類や、お鍋の季節には野菜を盛り合わせて使うのも良いですね。

 

 

 

 

◇白竹弁当箱

竹素材は通気性が良く、余分な水分をとってくれるので、
お弁当入れに適しているのですが、
おにぎりやサンドイッチを入れてランチボックスとして使うだけでなく、
こうして大切なお手紙などを入れて保管箱としてお使い頂くのにもおすすめ。
切手など、細々したステーショナリーを入れて
書斎に置いたら、絵になりそうです。

 

 

◇鈴竹 弁当かごミニ
◇鈴竹 弁当かご 特小

鈴竹の弁当かごは、小物入れにすると可愛い印象に。
写真のようにお裁縫道具入れにもちょうど良いサイズで、
その他、名刺入れや卓上小物入れとしてお使いください。
使い込むほどに飴色に変化し美しい日本の道具へと成長していきます。 

 


天然素材の竹ですが、
大切に使えば、何十年と長持ちするのが竹の道具の良いところ。

【お手入れのポイント】

◇水気はすぐに拭き取り、乾かす。
◇毎日、大切に使うこと。

鈴竹のざるのように、水切れが良くキッチンで使うのに適したものも
ありますが、水に濡れたまま放置すると劣化や破損の原因になる場合があります。

水回りで使ったざるやかご等は、水につかっている時間を最小限にする為
出来るだけすぐに水をしっかりと切り、風通しのいいところで陰干しをしてください。
日なたに干し続けると乾きすぎてしまい、割れてしまうことも。

水回り以外のものは、できるだけ水気は避け、
乾いた柔らかい布などで軽く拭いてくださいね。


【防かび・防虫対策】

竹かごや竹ざるは湿度の高い所の保管をさけて、風通しのいいところで、
出来るだけ乾燥した環境に置いてあげてください。
湿気が溜まりやすい低い所よりも、高い所に保管した方が良いのだとか。

また、竹は糖分を含んでおり、時々、虫が発生することがあります。
竹の内部に潜んでいる虫は事前の発見が困難で、
虫の発生によって小さい穴から白い粉が出る場合があります。
これは、昔ながら製法で、殺虫剤などを使っていないため。
万一、商品に白い粉が発生した場合には熱湯(60℃以上)を
その部分にかけて熱処理し、様子を見ましょう。

 

 

投稿者: 斎藤 日時: 2015年08月27日 11:00 | permalink

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