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愛用者と初心者の「?」を解決。danskoプロに聞く、フィッティングとケアの極意  

 

足の健康を考慮して作られたアメリカ発のコンフォートシューズ、dansko(ダンスコ)。その魅力は履き心地の良さとファッションアイテムとしての合わせやすさにあります。その特徴的な形と重厚感のあるレザーから、一見すると「重そう」「硬そう」といった印象を受けますが、自分の足に合った靴を選べば、長時間歩いても、立ちっぱなしでも足への負担が少なく、履き心地の良さが圧倒的です。

 

世界で愛用者の多いdansko(ダンスコ)。今回は中でも定番シリーズのProfessional(プロフェッショナル)を中心に、サイズ選びから長く使うためのポイントをブランドショップ「dansko en...」の方とともにご紹介します。

 

履いて知る、コンフォートシューズ

 


アメリカ・ペンシルベニア州で創業したdansko(ダンスコ)。1990年スタートと、比較的新しいブランドではありますが、アメリカをはじめ世界で愛用者の多いシューズブランドです。そもそもの始まりは、馬の調教師だった創業者が故郷のデンマークへ馬を買い付けに行った際に発見したクロッグスで、履き心地の良さに惚れ込んだ創業者が、このクロッグスをヒントに改良を重ねて生まれたのがdansko(ダンスコ)です。中でも定番のシリーズ、Professional(プロフェッショナル)は丸みを帯びたつま先と厚底のソールが特徴のコンフォートシューズです。

 

Professional プロフェッショナル Black Oiled

 

ZUTTOでもProfessionalを愛用するスタッフがひとり。

「仕事柄、パソコンを持ち運ぶためにほぼ毎日リュックなのですが、それにスニーカーを合わせてしまうと少年のような印象になってしまうこともあり、特にパンプスが履けない小雨の日は悩みでした。でもProfessionalを合わせると、程良くヒールが付いているのでカジュアルな印象が薄まり、ハイヒールとスニーカーの間くらいのちょうど良い雰囲気に仕上がるので気に入っています」。商品の撮影で履いてからずっと気になっていて、半年前についに手に入れたこちらのスタッフ。実際に使い始めてみると「なぜもっと早く買わなかったのだろう」と思ってしまうほど、とてもコーディネートしやすいのが魅力なのだとか。

上質なレザーと程良いヒール、そしてつま先がカバーされることでフォーマル度がアップするProfessional。普段のスタイルに一足プラスするだけで、カジュアルな格好を「カジュアル過ぎない」ように調整してくれる。それはProfessionalの大きな魅力のひとつです。

 

Professional プロフェッショナル Antique Brown Oiled

 

Professional、サイズ選びの「?」

 

dansko(ダンスコ)ならではの魅力が詰まったProfessionalですが、いざ選ぼうと思うと、いつも履いている靴と同じようにサイズを選んで良いのだろうか?という疑問が湧いてきます。そんな疑問を解消するために、「dansko en...」でフィッティングについて伺ってきました。

 

南青山にあるdanskoショップ「dansko en...」

 

◆フィッティングした人:dansko(ダンスコ)のシューズを初めて選ぶ、ZUTTOスタッフU。普段スニーカーは23.5cm、パンプスやブーツは23cmの靴を選ぶ。

◆お話を伺った方:「dansko en...」望月さん

Professionalの愛用者。同じ型をなんと5足お持ちで毎日使いまわしているとのこと。dansko(ダンスコ)のレザーシューズはかがむことなく足を入れるだけで履ける気軽さがあり、店舗で一日中立って接客をしても疲れることはないとのこと。

 

― danskoは一般的なスニーカーやパンプスともフィッティングの仕方が異なりそうですね。

 

danskoを選ぶ際に重要なのは、足の長さ(実寸※)だけでなく、「甲の一番高いところが靴にぴったりと合っているか」という点です。甲がきつすぎないか、緩すぎないかという点でサイズが合っているかを判断します。


※実寸はかかと〜つま先の長さ。紙の上に立ち、かかととつま先の一番長いところにチェックをつけることでご家庭でも計測出来ます。実寸が判明したら、以下の表を参考にしながらサイズを選びます。

22.5-23cm = EUサイズ35(ZUTTOでは取扱いのないサイズです) 

23-23.5cm = EUサイズ36

23.5-24cm = EUサイズ37

24-24.5cm = EUサイズ38

 

 

danskoは甲まわりのフィット感が最重要

 

― 実寸22.5cmなので、私はサイズ35ですね。(実際に履いてみて)おお、とてもぴったりとした感覚があります。甲の高いところがアッパーのクッション部分にぴったり当たり、かかともほぼ隙間がありませんね。でも指先にはまだ余裕があるのですが、大丈夫ですか?

 

はい。指先は中で動かせるほうが良いです。靴には「捨て寸」と呼ばれる余裕が作られています。この余裕があるほうが足にとって負担なく履くことが出来るのです。

 

 

― 甲が足にピタッと付いてくるからか、とても歩きやすいです。歩くとかかとが浮く感覚がありますが、これはdansko特有の作りですか?

 

一般的なパンプスはかかと部分が内側に入る作りなので、かかとにぴったりと付いてきますが、danskoはかかとの部分が底面に対して垂直になるよう作られています。そのため歩くとかかと部分が上下に動くようになりますが、甲のサイズが合っていれば問題ありません。かかとで留めるのではなくあくまで甲に合わせるイメージです。試しにワンサイズ上の36も履いてみましょうか。

 

ワンサイズ上は、甲まわりの部分にスカスカと隙間が出来てしまう。これはサイズが大きいしるし

 

― ワンサイズ上の36の場合、甲まわりに大きく隙間が開きますね。履けるのですが甲が靴を持ち上げるので重たく感じるのと、脱げてしまいそうな心配があります。やはり甲まわりがいかにフィットしているかが重要なのですね。甲高さんや厚手の靴下を履く場合はサイズの変更が必要でしょうか。

 

実寸より甲に合わせたほうが良いので、甲高の場合はワンサイズ上をおすすめする場合があります。履いたとき、歩いたときに甲がきつすぎないか、緩すぎないかという点がポイントです。厚手の靴下をお好みの場合も、その靴下を履いた場合に甲が合っているかを見る必要があります。

 

― 試着する際は普段履く靴下で、いつもの格好で、というのが重要なのですね。

 

はい、そうですね。型が異なるIngridシリーズも履いてみましょうか。サボタイプのIngridはストラップが付いていて、ストラップを前に出してサボとして、後ろに返してサンダルのようにと2通りで履くことが出来ます。まずはProfessinalに合わせてサイズ35を履いてみましょう。

 

ストラップの付け方で2通りの履き方が出来る、Ingrid

 

— サイズ35、履いた感覚はぴったりです。甲まわりもちょうど良くフィットしていて、つま先にかけても快適です。でも、かかとが若干はみ出しているような…。

 

甲の部分はぴったりですが、確かにかかとがややはみ出ていますね。ストラップを後ろに返して履いてみるといかがですか?

 

 

— はみ出しが気にならなくなりました!歩くのも問題ないです。ということはやっぱり私に合っているのはサイズ35なのですね。

 

ストラップにはゴムが付いていて伸縮するので、若干のサイズ調整が可能です。今のサイズで甲まわりがきちんとフィットしているので、サイズ35が適切ですね。ワンサイズ上だとProfessional同様に大きく感じてしまうと思います。

 

金具の後ろにゴムが付いており、ストラップは伸縮性があるため、若干のサイズ調整が可能。

 

— なるほど。かかとがはみ出しているから心配になりましたが、あくまで甲まわりに合ったサイズ選びが適切なのですね。

 

Ingrid イングリッド Black Oiled

 

長持ちさせる、メンテナンスの「?」

 

3足のProfessional。左:2年愛用 中央:半年愛用 右:新品

 

お話を伺いながら、ひときわ目を引いたのが、スタッフの望月さんが愛用しているというProfessional(写真左)。2年前に購入してからよく履いているとのことですが、お手入れが行き届いており、まるでベルベットのように美しい光沢を放っています。

danskoのシューズはオイルドレザーによってもともと高い耐久性がありますが、定期的なお手入れによってより美しさを保ちながら、長く履くことが出来るとのこと。せっかくなので、ZUTTOの別のスタッフがメンテナンスなしで半年履いてきたProfessionalを一緒にお手入れすることにしました。

 

 

 

お手入れ前のProfessional。
表面が全体的に白っぽくなり、シワも目立つようになってきたとのこと。オイルドレザーは油分が多いので、その分ホコリが付着しやすいという点があります。白っぽく見えるのは付着したホコリや汚れと考えられます。また、シワが目立つのは乾燥が要因。オイルドレザーも定期的に油分を加えてあげることで、さらに艶々とした革が蘇ります。


今回は以下のお手入れアイテムを使って、実際のメンテナンス方法を見せて頂きました。

・豚毛の靴ブラシ
・汚れ落とし+撥水+保湿用の革用オイル
・柔らかい布

 

今回使ったメンテナンスアイテムは、dansko専用のOILED LEATHER RESTORER

 

①ブラッシング

まずは硬めの毛を持つ豚毛の靴ブラシを使って表面だけでなく靴の縫い目などの溝に入った汚れも落としていきます。サッサッと音がするくらいの力加減でリズミカルに。アッパーは甲からつま先、つま先から甲とかける方向を変えながら、アッパーとソールの接合部分はブラシを横向きにして。かかとの裏も忘れずに、全体を丁寧にブラッシング。

もしブラシがない場合は、水に濡らした柔らかい布をよく絞り、全体を水拭きして汚れを拭います。

 

靴の内側に手を差し込んで持つと安定します。望月さんは手際よく、スピーディーにサッサッとブラッシング。これだけでも白っぽい汚れが落ちていきます

 

②汚れ落とし+撥水+保湿用の革用オイル

お持ちの革用オイルを使う場合、まずは目立たない場所で変色などが起こらないかお試しください。革用オイルを100円玉くらいの大きさで布に取ったら、レザーの部分に丁寧に擦り込ませていきます。オイルが足りなくなったら少しずつ足して全体に馴染ませていきます。塗り終わったら、風通しの良い日陰に半日ほど置いて休憩させるのがベストです。

 

 

③仕上げのブラッシング

休憩が終わったら、仕上げのブラッシング。先ほどの靴ブラシで再度全体をブラッシングすることで、革用オイルをまんべんなく細かい場所へ行きわたらせることが出来ます。

 

 

これで基本のお手入れが完了しました。「わあ、綺麗!」とつい声を出してしまうほど、お手入れしていない靴と比べるとその違いは一目瞭然です。(下左がお手入れ後・下右がお手入れ前)

 

 

白っぽさがなくなり、シワも目立たなくなり、足の形に合っている様子が分かるようになりました。日々履いた後のお手入れは①ブラッシングを。①〜③のフルメンテナンスは月に1回ほどの頻度で行なうのが良いそうです。みるみる蘇るレザーを知ると、お手入れも楽しくなりますね。

 

 

ほかにも気になる、こんなこと

 

ソールやインソールのお手入れはどうするのが良い?

アウトソールは水濡れした布で拭き取るのがおすすめです。インソールは取り替え出来ないので、湿気のこもりを防ぐために一日履いたら一日休ませるのを基本に履いてください。


雨の日は履けますか?履いた後の特別なお手入れは必要ですか?

撥水性のあるオイルドレザーは雨の日でも履くことが出来ます。でも、履き終わったらメンテナンスを。

まずは乾燥させることが大事です。通気性の良い場所に置いて外側、内側をよく乾かしてください。市販の靴用乾燥剤を使うのもおすすめです。艶を取り戻すためには、乾燥後に上記の1〜3の流れでお手入れしてください。

 

 

お話を伺った方:「dansko en...」望月さん

 

 

▼dansko Professional(プロフェッショナル)

 

▼dansko Ingrid(イングリッド)

 

▼シューケアアイテムはこちらから

 

投稿者: 植田 日時: 2018年03月14日 11:00 | permalink

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