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秋本番前、夏の仕舞い支度

 

9月といえば例年、残暑が厳しく中旬を過ぎても半袖を着ていた記憶がありますが、
今年は何だかおかしなお天気でした。
雨で肌寒い日が続き、もう季節は秋になってしまったの?それともこれから残暑がくるの?
と、服装や持ち物で悩んでしまうことも多かったように思います。
夏場にたくさんお世話になったサンダルや麦わら帽子も、いつ頃仕舞うべきか悩んでいましたが、
もう9月も終わりが近づいていますので、そろそろ片付ける頃ですね。
お気に入りの夏物をまた来年も楽しんで使うためにも、今年の夏の汚れはちゃんと落として
きちんと保管しましょう。
夏の定番アイテム別で、お手入れ方法をまとめてみました。

 

 

 

夏の大定番、麦わら帽子。
子どもから大人まで、かぶるだけで夏の雰囲気が出るのでついつい出番が多くなるアイテムですね。
通気性が良い素材とはいえ、暑い日の蒸れと汗を受け止め、アウトドアでの砂ぼこりに耐え、
ひと夏よく頑張りました。

 

麦わら帽子のお手入れに必要なのは、シミ落とし用の洗剤または中性洗剤、洗濯ブラシ、
リネンやタオルなどのきれいな布です。
THE LAUNDRESSのステインソリューション
THE LAUNDRESSのウォッシュ&ステインブラシ
fog linen worksのリネンキッチンクロス

 

洋服ブラシ

まずは、柔らかい洋服ブラシで帽子全体についたほこりを落とします。
リボンが掛かっている下の部分も忘れずに。

 

ウォッシュアンドステインブラシ

帽子の内側の布部分は、ひと夏分の汗でシミになっていることが多いです。
そのままにして来年を迎えてしまうと汗ジミで黄ばんで臭くなってしまうかもしれません。
帽子を濡らさないように布部分だけを少し濡らし、少量のシミ落とし用洗剤を薄めたものを
付け、洗濯用ブラシで汚れをこするか、リネンやタオルなどの布で叩き込んでシミを落とします。
洗剤を落とす時も、帽子自体が濡れないように気を付けて下さい。
その後、陰干しをして完全に乾かします。(水気が残っているとカビの原因になります。)

 

 

SIWA ボックス M

帽子に中に和紙や新聞紙などの紙を詰めて、形が崩れないようにします。
保管は紙袋など、通気性の良い袋に入れてほこりから守ります。
(今回は、SIWA|紙和(シワ)の収納ボックスを使用しました。)
ビニールや厚い布製の収納ボックスは通気性が悪いので、避けたほうが無難です。

 

炭草花 バッグキーパー

炭草花の湿気取り(バッグキーパー)も一緒に入れておくと尚良いですね。

 

SIWA ボックス M

保管場所も、扉がない棚の上など通気性が良い場所を選びましょう。
麦わら帽子に限らず、シーズンものの保管の大敵は「湿気」ですので、こうした保管場所の確保は大事です。

 

 

 

エスパドリーユは、夏の足元を軽く涼やかな印象にしてくれた心強いアイテム。
ジュート(麻)の靴底は、見た目にも夏を感じさせる一方で、
布製で汚れがつきやすく、へたりやすい素材なのも確かです。
ですが、折角のお気に入りのエスパドリーユ、ワンシーズンで終わりにしてしまうのは
もったいないですよね。こちらも、また来年きれいな状態でお目にかかれるように、
仕舞う前の適切なケアをしてあげましょう。

 

ZUTTOでご紹介していたEspadrij l originale(エスパドリーユ・オリジナル)のエスパドリーユは、
アッパー部分がキャンバス生地、靴底がジュート、アウトソールが天然ゴムの組み合わせです。
エスパドリーユのケアで大切なのは、
①アッパーの汚れを落とすこと
②靴底のジュート部分を乾燥させること

 

 

リネンキッチンクロス

まず、アッパーの汚れを落とします。
ブラシでほこりや砂を落としたあと、泥や水ハネの汚れを落としていきます。
リネンやタオルなどをお湯で濡らし、固く絞り汚れを叩き込んで下さい。(この時、反対側の手を
靴の中に入れタオルで汚れの反対側を抑えながら行うと汚れが落ちやすいです。)
しつこい汚れには、中性洗剤を薄めたものをリネンやタオルに付けて拭きます。

靴底のジュート部分の天敵は水です。そのため、決してエスパドリーユを丸洗いしてはいけません。
水気を吸いやすい上に、なかなか乾かないので、内部に水気が残ってしまい、カビの原因になったり
型崩れを起こしてしまうことが多いのだそうです。
ジュート部分は洗濯用ブラシにお湯を付けて軽くブラッシング。この時も、汚れがひどい時は中性洗剤を
使用して下さい。洗剤を使用した場合は、その後固く絞ったタオルで叩いて洗剤を落とします。

 

 

 

夏の足元のもう一つの定番は革のサンダルです。
duckfeetのレザーサンダルは愛用して既に5年程経っています。定期的にケアを行って大事に
履いていますが、やはり足裏があたるソールは日焼けと汗で黒くなってしまいますね。
これもまた革の味なのだと思いますが・・・。

 

REDECKER(レデッカー)

革の基本的なお手入れに必要なのは、靴ブラシと保湿クリーム、コットンネルです。
汚れを落として潤いを足し、磨き上げる流れです。

 

サンダルに金具が付いている場合は、外してからお手入れをします。金具で押さえられている部分は
擦れて乾燥していることが多いのです。

 

REDECER(レデッカー)

サンダル全体を軽くブラッシングしていきます。シンプルな構造のサンダルなら良いのですが、
このduckfeetのレザーサンダルのように革が交差しているデザインのものは革の下の部分の汚れを
落とすのも忘れないようにします。縫い目部分にもほこりや砂が入り込んでいますので、丁寧に。

レーダーフレーゲクリーム(革用保湿クリーム)をコットンネルにとり、薄く伸ばしていきます。
この時も、細かいところまで丁寧に塗り込んでいくイメージで行うと仕上がりが違いますよ。
風通しの良い場所で乾燥させたら、乾いた布で仕上げ磨きをして完了です。

 

皮革用防水スプレー

仕上げに、TAPIRの防水スプレーを掛けたら万全な体制で次の夏を迎えられます。

 

 

シダー収納ボックス

エスパドリーユは型崩れ防止のために紙を入れて保管して下さい。
保管場所は、湿気が少なく風通しが良い所が適しています。
靴箱に入れてももちろん良いのですが、提案したいのがこちらの「シダー収納ボックス」です。
アメリカ産のレッドシダーで作られており、消臭、防湿、防虫効果があるので、大切な靴を来年まで
優しく守ってくれます。保管しておく靴が何足もある場合でも、ボックスを重ねることが出来るので便利ですよ。

 

 

 

女性は夏には日傘が手放せないですよね。雨傘と違って晴れの日にさすものなので、水のシミはあまり
ないと思いますが、ほこりや砂は沢山付いています。
多くの方は、夏が過ぎると日傘を他の雨傘と一緒に傘立てに入れたままで次の夏を迎えるかと思いますが、
それでは雨傘についた水滴が日傘にも触れてシミやカビが心配ですね。

日傘は、「普通の日傘(晴れの日用)」と「晴雨兼用の傘」によって洗い方のコツが違います。
・普通の日傘:生地に加工がされていないことが多いので、「洗う」イメージで
・晴雨兼用の傘:防水生地には表面に加工を施していることが多いので、ゴシゴシ洗っては
その効果が落ちてしまいます。「洗う」よりも、「流す」イメージです。

今回は、晴雨兼用傘のお手入れ方法をご紹介します。

 

まず、柔らかいブラシや布で表面のほこりや砂を取り除きます。布が伸びたり型崩れしないように
力を入れず、優しく払うようにします。傘を開いて、石突きから露先に向けて小さい面で払っていくと
やりやすいですよ。

お風呂場で傘を開きシャワーで軽く濡らします。

 

 

次に、洗濯用洗剤や中性洗剤を泡立てて傘の表面に転がすように、手でやさしくなでます。
(肌が弱い方はゴム手袋を装着したほうが安心です。)
シャワーで洗剤を落としたら、内側も軽く流して下さい。

傘を乾かす前に、内側の骨部分の水気を拭き取ります。水気が残っているとサビの原因にもなりますので
乾いた布で、しっかり拭き取って下さい。

乾かす時は、日陰に置いて下さい。直射日光を浴びると色落ちや黄ばみにつながりますのでご注意を。
生地にもよりますが、伸びやすく型崩れしやすいものもありますので、半乾きになるまでは傘を全開にせず、
半開きの状態で物干し竿などに掛けておくのがおすすめです。

 

しっかり乾かしたら、次は保管です。
閉じて巻いた傘全体を包める大判の紙(和紙がベスト)を用意して下さい。
紙を傘にクルクルと巻いて紐で縛り、解けないようにしたら、風通しが良く直射日光が当たらない場所に
(出来れば引っ掛けて)保管しましょう。

※絹や繊細なレースは、生地自体を痛めてしまうので水で洗うのではなく軽くブラッシングする程度で。

 

 

 

季節ものの基本的なケアをご紹介致しましたが、いかがでしたか?
麦わら帽子、布製・革製の靴、日傘と、夏に欠かせないものに焦点を当てましたが、
そのケア全てに共通していることが、「完全に乾かしてから仕舞う」こと。
そのため、季節ものの仕舞い支度はよく晴れた日に行うのが良いですね。短時間できちんと乾かして
再びほこりや汚れが付く前に仕舞えるようにしましょう。

夏物は活躍する期間が短いことから、冬物に比べて安価なもので済ましてワンシーズンで終わり、
というサイクルになってしまうことが多いのかもしれませんが、ZUTTOが目指すのは
「愛着を持って長く使い続ける」こと。
時間をとって季節ものを仕舞うためのケアをきちんとすることで、より一層移りゆきを感じることが出来、
‘もの'だけでなくなんだか’季節’そのものにも意識が向くように思います。
夏が終わり、秋がきて、次は冬がやってくる。少し寂しいような、センチメンタルな気分にもなりますが、
日本の美しい四季を楽しむことにもつながるかもしれません。


今回ご紹介したケア用品一覧
REDECKERの洋服ブラシ
REDECKERの靴ブラシセット
THE LAUNDRESSのステインソリューション
THE LAUNDRESSのウォッシュ&ステインブラシ
fog linen worksのリネンキッチンクロス
SIWAのボックス M
TAPIRのレーダーフレーゲクリーム
TAPIRの防水スプレー
Woodloreのシダー収納ボックス
炭草花のバッグキーパー​

投稿者: 丸山 日時: 2015年09月26日 11:00 | permalink

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