ずっと使いたいモノ、置いてます。

自分だけの手袋を仕立てる

※受注会は終了いたしました。

大きい手、細い手、骨ばった指、細い指。手の大きさだけでなく指ごとの長さ、手の特徴など、手の形には一人一人の個性があります。手袋を選ぶとき、毛糸の手袋は手に合わせて伸びたりしてくれるけれど、レザーの手袋はそうはいかないと感じる方も多いはず。自分の手にぴったりの手袋が欲しいと思って探すとき、サイズを細かく測って合うかどうかを調べたり、薬指だけが長すぎると感じながらも既成サイズで選んで妥協したり。
今回ご紹介するのは、サイズで悩んだり試着しなくても、自宅にいながらオーダーメイドできるレザー手袋。職人が一つ一つ丁寧に作る自分だけのサイズの手袋です。

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唯一無二の存在

ピタッと肌に吸い付くようなフィット感がある自分サイズのレザー手袋。まるでもともと自分の手だったかのような気がしてくるほどのつけ心地が魅力です。
こちらのレザー手袋のオーダーメイドの方法は簡単、シートに手形を記入して郵送するだけ。その手形にあわせて、職人が一点ずつお仕立てします。柔らかく薄い羊の革を使った縫製は非常に高い技術と丁寧な作業が必要とされ、一日にわずか5、6点しか作れない時間をかけたこだわりのグローブです。「オーダーメイドが初めて」という方もこの機会に自分だけのこだわりの手袋を仕立ててみませんか？

レザー手袋に使われる革は、0.5mm〜0.7mmの厚さのものが一般的。こちらのオーダーメイドレザー手袋は、より良い装着感を出すために0.45mmの薄いレザーを使用しました。厚みや伸びにばらつきがある中でも丸ごと一枚の革が使えるシープスキンですが、今回のオーダーメイド手袋では一番品質の良い部分だけを選び抜いて作ります。そのため、一枚の革から作ることができるレザー手袋はたった一つだけ。品質へのこだわりが窺えます。

まるで自分の手のようにフィットするオーダーメイドレザー手袋には、フィット感を作り出す工夫が随所に施されています。
まず、指の指の間の部分。ここには世界でも数社のみしか扱えない高度な技術「コマチ」というカッティングと縫製がされています。薄い革の縫製は高度な技術が要される非常に繊細な作業ですが、これを施すことでフィット感を格段にアップさせることに成功しました。さらに、指部分の縫製では、手袋の上部分と下部分で縫い方を変え、指を曲げる動作もスムーズに。指が長くスマートに見せてくれるのも嬉しいポイントです。また、一般的なレザー手袋では、指先部分だけを接着しているものが多いので、サイズはぴったりでもダボついて感じられるものもしばしば。オーダーメイドでは全面貼り付けることでより高いフィット感に繋がっています。

手にフィットする手袋は、つけたまま物を取り出したりという細かい作業もスムーズ。文庫本のページがめくれたり、小銭をつまんだりなど日常での細かい動作も行えます。

大切にしたい物

美しい所作は手先から伝わります。指の動きや手の仕草は、なんといっても他人の目に触れやすく、それと同時に第一印象を決める要でもあります。羊の革で出来た手袋は寒さでかじかむ真冬の手を守ってくれるだけでなく、手指を美しく見せるという意味でも最高の手袋です。手袋はどこでも手軽に買えるものではありますが、S、M、Lなどの既成サイズから自分ぴったりのものをみつけるのは至難の業。ワンシーズンだけだからと思って間に合わせたりしてしまうこともあるかもしれないけれど、「自分の手の形」となると、やはりその愛着は折り紙つきです。

高度な技術を必要とする薄い革を使ったオーダーメイドレザー手袋を手がけるのは、シンジトレーディング。ZUTTOではCorrealegloves（コレアーレグローブス）を作っている会社で、日本やヨーロッパでも指で数えるほどしかいない熟練の職人たちです。記入していただいた手の輪郭に合わせて、一つ一つ、丁寧に心を込めて作ります。そして、長く愛用してもらえるようにと、使っているうちほつれたりしたときのアフターケアも万全です。

寒空の街を歩けば、肩をすくめて歩く人の姿、寒そうにポケットに手を入れて人を待つ姿、いろいろな人の姿が目に入ります。そんな中でハッと目に留まるのはバッグを持つ手、コートから覗くすらりと美しい手袋。大切にしている物がどれだけ素敵かを感じる光景です。