ずっと使いたいモノ、置いてます。

古き良きを感じるワークジャケット

FOB FACTORY（エフオービー ファクトリー）が手掛けるF2456 DENIM CHORE JKT BLANKET LINERは、第二次世界大戦期のワークウェアに着想を得た本格的な一着。太畝コーデュロイの襟やウールブランケットの裏地、月桂樹をモチーフにしたボタンなど、当時の実用性と美意識を現代に蘇らせています。岡山・児島の職人技術が生み出す、時代を超えた魅力を持つジャケットです。

職人が作り上げる本物の風合い

10.5オンスのピュアインディゴ染めデニム生地は、FOBが独自に開発したオリジナル素材。落ち綿を織り込むことで生まれる自然な凹凸感と、生地に散りばめられたネップが、古き良き時代のデニムを思わせる表情を作り出しています。横糸にグレーの糸を用いることで、着込むほどに深まる色の変化を楽しめる仕様。淡いインディゴブルーを何層にも重ねて染め上げた生地は、時間とともに独自の表情を育てていきます。裏地には保温性に優れたウール混紡のボーダー柄ブランケット生地を採用し、寒い季節の頼れる相棒として活躍。身頃の裏地は完全には縫い付けない「フラシ仕様」により、空気の流れを確保し、蒸れにくい快適な着心地を実現しています。
太畝のコーデュロイを襟に配することで、見た目にも触感にも温かみを感じさせるデザインに。袖口の内側にもコーデュロイを忍ばせることで、肌に触れる部分の心地よさにもこだわっています。胸元に配された小ぶりなウォッチポケットは、懐中時計を入れるという本来の用途を超え、デザインとしての存在感を放つディテール。リベットバーやボタンなど、ワークウェアならではの堅牢な作りも随所に見られます。

シルエットは横幅にゆとりを持たせたボックス型でありながら、過度に大きくならないバランスに調整。メンズジャケットとしてはやや短めに設定された着丈が、現代的な着こなしとの相性を高めています。厚手のニットやシャツを重ねても余裕がありながら、一枚で着てもすっきりと決まる絶妙なサイズ感です。昔ながらの縫製技術が細部に宿り、丁寧な手作業が生み出す風合いは、大量生産では決して得られない個性を持っています。日本製の確かな品質と、時代を超えて愛されるクラシックなデザイン。経年変化を楽しみながら、長く寄り添えるF2456 DENIM CHORE JKT BLANKET LINERは、ワードローブに加えたい特別な一着です。

世界に誇れる児島のブランド


岡山県の南端に位置する繊維の町・児島は世界に誇れるデニムの産地。その地人一丸となって服を作るFOB FACTORY（エフオービー ファクトリー）は1992年に活動をスタートしました。リーバイス、古着ブーム、多数のインポートデニムブランドの登場と、様々なデニムブームを経験した上で、見かけばかりのものではなく、着て2～3年経った頃に買ってよかったと思える服、自分たちの作る服で着る人の生活に良い影響を与えたいという思いに辿り着きました。職人気質なmade in japanデニム。糸・生地・縫製・ボタンやファスナーなど、本当に良いと思うものを突き詰めたものづくり。開発した生地やそれぞれが持つ技術を活かすこと、そして着用する身体そのものや生活を考えることで、デザインは自然に、必然的に誕生しているのだそうです。