ずっと使いたいモノ、置いてます。

ノルウェーの冬の象徴

雪の降る日も、風の強い日も。寒さの中の暮らしをよく知るノルウェーのファクトリーNORLENDER（ノーレンダー）が作るミトンは、ただの防寒具ではなく、手にした瞬間にほっとするようなぬくもりを届けてくれます。

ノルウェーは豊かな森林と厳しい冬を併せ持つ自然環境の国です。寒さに適応した羊は、長く強靭な毛を持ち、高い保温性を発揮します。その羊毛を紡いでつくられる細く強い毛糸は、丈夫で長く愛用できる品質を備えており、ノルウェーの毛織物が国際的に高く評価される理由のひとつになっています。

NORLENDERはその土地の気候と文化の中で育まれ、長い冬を快適に過ごすために受け継がれてきた伝統柄と、丁寧なウールの編み地を大切に、身につける人の心まで包み込むようなぬくもりのある製品をつくり続けるブランドです。

本格的なノルウェーデザインを日常に

まず目に入るのはデザイン。このような幾何学的な雪の結晶や花のようなモチーフは、ノルウェー語で「Selbu pattern（セルブー柄）」と呼ばれる代表的なノルディック文様なのです。19世紀、ノルウェー中部・トロンデラーグ地方の小さな村〈Selbu（セルブ）〉で生まれた柄で、今では“ノルウェーの冬の象徴”ともいわれています。

この文様をあしらった伝統的なミトンは「Selbu mitten（セルブーミトン）」と呼ばれ、角ばったシルエットは丈夫に仕上がるだけでなく、雪の結晶模様をより美しく際立たせるための工夫でもあります。

カラーは、しんしんと降る雪を思わせる〈BLUE〉、冬の森に静かな影を落とす〈BLACK〉、ノルウェーの家々の窓辺を灯す温かな光のような〈RED〉。どの色にも、北欧の自然と暮らしに根ざした美しさが宿ります。
日々の中で使うたびにその温かさを感じられるミトンは、自分のためにはもちろん、大切な人への贈りものとしても特別。手仕事のぬくもりを通して、遠くノルウェーの冬のやさしさを分け合うような、そんな一品です。仲良しの友人同士、家族でお揃いを楽しんだりして、冷えから守るやさしい気づかいとして、またクリスマスプレゼントとしてお使いください。

寒さの国で育まれた、上質なあたたかさ

NORLENDERのミトンは、ふっくらとしたウール100％の糸を使い、熟練の職人が丁寧に編み上げています。繊維の間にたっぷりと空気を含むため、冷たい外気をしっかり遮りながらも、内側では体温によるやさしいぬくもりを感じられます。厚すぎず軽やかな仕上がりなので、手を動かしやすく、通勤や自転車での送り迎えにも安心。ノルウェーの厳しい冬を知る人々の知恵がそのまま形になったような、頼もしい一品です。

現代では指先が使える手袋も多くありますが、寒い日にはやはりミトンの暖かさが格別。指先まで包み込むからこそ、熱を逃さずしっかり守ってくれる。そんな昔ながらの形には、時代を超えて愛される理由があります。

ノルウェーの自然と伝統を編み込む、老舗ニットファクトリー

NORLENDER（ノーレンダー）は、1927年にノルウェー西部の島・オステロイで誕生した家族経営のニットファクトリー。創業者オーラ・トヴェイテンが一台の編み機から始めたものづくりは、90年以上もの間、ノルウェーの人々の暮らしとともに歩んできました。

創業当初は小さな工房でしたが、戦後には本格的なニット製造を開始。1989年には伝統的なノルディック柄を受け継ぎながら現代の感性を加え、ブランドとして新たなスタートを切りました。

今ではノルウェーに現存する数少ないテキスタイルファクトリーのひとつとして、原料から仕上げまでを一貫して国内で生産。ノルウェー産ウールを国内で紡績し、フィヨルドを望む自社工場で編み立て・縫製を行っています。熟練の職人による精緻な編み技術と、伝統的な柄・ディテールの美しさを大切に、古き良きノルウェーの風景と文化を今に伝えるものづくりを続けています。