ずっと使いたいモノ、置いてます。

襟元のフリルが顔まわりを可憐に彩るドレス

コットンとリネンを織り交ぜたツイル生地に起毛加工を施した、Vlas Blomme（ヴラスブラム）のフリルスタンドカラードレス。スタンドカラーに添えられた小さなフリルが印象的で、アンティークのリネンシャツを思わせる佇まいを持っています。

軽やかな起毛ツイルの心地よさ

綿麻の混紡糸で織り上げたツイル生地に表面を起こす加工を施すことで、ぬくもりを感じさせる柔らかな質感を実現。見た目以上に軽く、肌に優しく馴染む生地感が特徴です。リネン55%、コットン45%の配合により、リネンの通気性とコットンの柔らかさを併せ持ち、インナーとの重ね着でも重たくならない軽快さなので、レイヤードスタイルでも快適に着用できる一着に仕上がっています。別布のフリル部分にはリネン100%を使用し、生地の質感による変化が魅力のディテールです。

首元に立ち上がるスタンドカラーには、可憐なフリルをあしらったデザイン。秋冬のニットやジャンパースカートと重ねた際にも、このフリルがしっかりと存在感を示し、顔まわりに華やかさを添えます。前開き仕様のボタンは最下部のボタンが比翼デザインで、閉じて着るとすっきりとした印象に。開けて羽織れば、また違った表情を楽しめる2WAYの着こなしが可能です。ゆったりとした身幅とバックヨーク下のたっぷりとしたギャザーが、女性らしい柔らかなシルエットを描き出します。袖口にはボタンを配し、手元を整った印象に仕上げています。両サイドには日常使いに便利なシームポケットを備え、実用性も確保。裾にはスリットを施すことで、動きやすさと軽やかな印象を与えています。ボトムスとのバランスが取りやすい絶妙な丈感も魅力で、パンツの上に重ねたり、レギンスやタイツと合わせたりと、様々なスタイリングに対応。

日本国内で丁寧に仕立てられた確かな品質と、アンティークのような趣を持つデザインが調和したフリルスタンドカラードレス。襟元のフリルが生み出す可憐な印象と、起毛ツイルの温かな質感が、日々の装いに優しさをもたらします。

見出されたコルトレイクリネン

2007年にスタートしたVlas Blomme（ヴラスブラム）。ブランド名は、ベルギー・フランダース地方の言葉であるフラマン語で「リネンの花」を意味しています。数世紀に渡りリネン産業の中心地として栄えてきたベルギー・Kortrijk（コルトレイク）のリネンを使用した、ナチュラルかつモードな服を展開し、良質なリネンを求めた末に出来上がった製品はロンドン、パリ、ニューヨークなど、世界のトップレベルの店でも扱われています。

リネンは水に強く、洗うほど糸がカシミヤよりも細くなることで柔らかくなり、風合いを増していきます。使えば使うほど味わいが深くなり、日常の馴染んでいくもの。そんな暮らしに寄り添うリネンの中でも最上級のものを、と探し当てたのがベルギーのコルトレイクリネンでした。コルトレイクリネンとは、ベルギーのリネン紡績工場JOS VANNESTE社の農場で栽培された、その年で最も良い出来とされるフラックスの糸を総称したもの。ベルギー・フランダース地方では、紀元前より多くのリネンが栽培されており、中でもコルトレイクには「黄金の川」と呼ばれるレイエ河が流れ、リネンの製造工程において重要な役割を果たしてきました。穏やかで雨も適度に降る気候がリネン栽培にとって有益となり、地の利を活かした品種を安定して作り続けています。

長年のノウハウにより品質が保たれてきたコルトレイクリネンは、繊維が細く質が高いことで知られています。天然繊維として素朴な表情をもち、丈夫で光沢を見せるのも特徴。コットンやシルクに比べて吸水、発散性に優れ、さらりとした質感で、肌に優しいのも大きな特性です。アイリッシュリネンの原料でもあるコルトレイクリネンは、ヨーロッパでは世界トップの品質を誇るリネンとして高い評価を得ています。