ずっと使いたいモノ、置いてます。

1984年の名品をオマージュ

BRAUNデザインチームのチーフとして、約40年間に渡り500を超える名作を世に送り出した巨匠、ディーター・ラムス。「Less, but better（より少なく、しかしより良く）」というBRAUNのデザインコンセプトを体現するプロダクトの数々は今もなおファンが多いものばかりです。

こちらのクラシックアラームクロックは、ディーター・ラムスとユーゲン・グルーベルが1984年にデザインした「クロックAB2」をベースに、機能や視認性をアップデートしたモデルです。鮮やかなグリーン、イエローは1984年の当時に展開していた印象的なカラーを再現。今となっては新鮮な色合いも、その無駄のないシンプルなデザインからか、キッチン、寝室、リビングと、どんな空間にも自然と馴染みます。コンパクトなサイズ設計で、限られたスペースでも圧迫感を与えることなく設置でき、適度な重さも安定します。

珍しいカラフルなコレクション

名作をオマージュした、上部が丸みの帯びた特徴的なフォルム。機能的なポイントとして、針の先端が光る上バックライトも付いているので暗い部屋での視認性が高く、かつデザインとしてもアクセントになっています。存在感のある秒針はBRAUNらしいポイント。GREENにはBRAUNの象徴的なイエローの秒針を、YELLOWには珍しくグリーンの秒針を組み合わせ、それぞれのカラーならではの個性が感じられるデザインになっています。

その他にも、スヌーズ機能付きのアラームはストップしないと徐々にビープ音が大きくなり、目覚めの悪い日に起こす手伝いをしてくれます。それぞれの機能は直感的にボタンで設定できるのもBRAUNらしいデザイン。ボタン配置は暗闇でも手探りで操作できるよう配慮されており、クレッシェンドビープアラーム機能との組み合わせで、急激に起こされるストレスを軽減します。また、静音設計により秒針の音を気にすることなく、集中作業や睡眠の妨げになりません。

こういったカラフルな配色はBRAUNのプロダクトには少なく、珍しさもあります。2色をお部屋ごとに使い分けたり、カップルやご夫婦でペアとしてお使いいただくのもおすすめです。シンプルなデザイン、それでいて存在感のあるクラシックアラームクロックは、ご自宅用としてはもちろん、誕生日プレゼントや引越し祝いなどちょっとした贈り物にもおすすめです。

機能主義デザイン

1921年、エンジニアのマックス・ブラウンがフランクフルトに工場を建てたのが始まり。ラジオ部品を製造することからスタートし、1929年にはラジオ製造会社へと成長。
創業者マックス・ブラウンなき後、彼の息子が引き継ぎコンセプトの見直しに伴い今後の方向を決めていく中で、ディーター・ラムスをデザイナーに採用しました。デザイナーの採用は、ブラウン製品を愛用するお客様のタイプをイメージすることから始まり、知的で柔軟な考え方が出来る人、そして、自分なりの充実感を得る自由を与えてくれるような、出しゃばらない製品を喜ぶ人ではないかという考えに至ります。

ラムスの無駄を省いたシンプルな外観と見やすさに革新的な技術 を組み合わせたデザインは、採用から間もなく1950年代末にMomaの永久コレクションに選ばれ、新しいスタンダードとして世界に認知されていきます。発売から変わらずに愛される完成されたデザインは、『機能主義デザイン』とも言えるかもしれません。

＜ディーター・ラムスのデザインの10箇条＞
良いデザインは革新的である。
良いデザインは製品を便利にする。
良いデザインは美しい。
良いデザインは製品を分かりやすくする。
良いデザインは慎み深い。
良いデザインは正直だ。
良いデザインは恒久的だ。
良いデザインは首尾一貫している。
良いデザインは環境に配慮する。
良いデザインは可能な限りデザインをしない。