ずっと使いたいモノ、置いてます。

シンプルで、家庭で洗えて、着心地がいい。

ふっくらとした温もりと、軽やかさ。YONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）のWASHABLE BOUMOU MERINO P/Oは、そんな紡毛糸の魅力を生かしながら、より普段着として愛用しやすい一着に仕上がっています。

軽さと膨らみを併せ持つ紡毛（ぼうもう）糸は、一般的には家庭での洗濯が難しい繊細な素材ですが、こちらは特殊な紡績技術により、ご自宅で手洗いが可能に。オーストラリア産の上質なメリノウールを使用し、紡毛特有の柔らかさや空気を含んだようなふくらみをそのままに、毎日の暮らしの中で扱いやすく仕上げています。

日常に寄り添う、理想のベーシック

「紡毛（ぼうもう）」とは、短い羊毛を空気を含ませながら撚り合わせてつくる糸のこと。糸の中に空気をたっぷり含むため、軽く、ふんわりとした風合いと高い保温性を持ちます。このセーターは、そんな紡毛糸の良さを最大限に引き出しながら、特殊な紡績技術によって“家庭で洗える”という新しい価値を加えた一枚です。

見た目はとてもベーシック。肩の落ちすぎないノーマルフィットで、ゆとりを持たせたシルエットは、どんなボトムスにも自然に馴染みます。飾り気のない、まっすぐで誠実な佇まい。袖を通すと、これぞ日本のニットと感じるような丁寧な作りを実感していただけます。シンプルで、家庭で洗えて、着心地がいい。そんな冬のセーターに求める条件を満たしたWASHABLE BOUMOU MERINO P/Oは、理想のベーシックと呼ぶにふさわしい存在です。

ニットの産地、山形から

山形県⼭辺町は、農家の多くが蚕を飼っていたこと、政府が農村の副業に羊の飼育を奨励したことによって、各家庭で糸を紡ぐなどして生計を立てていたことから繊維産業が発展した地域。一時期は数多くのニットメーカーが存在していましたが、海外での生産が増え工場の数は減っていったのだそう。そうした中、高度なニットテキスタイルの開発技術などを研ぎ澄ませながらセーターを編みつづけてきたのが、1952年創業の米富繊維株式会社です。

素材開発から商品開発、量産に至るまで山辺町の自社ファクトリーにて一貫して行っており、新しい素材があると聞けば先駆けて取り入れ、新しい製品づくりに積極的に励み、良いモノを、良い環境の下で楽しく明るく産み出したいとの思いから、編み立てコンピューターの1号機を導入し、日々様々なテキスタイルを開発してきました。全自動横編機が計43台と、日本一、世界でも有数のローゲージに特化した生産体制を誇ります。

創業者は「ニットは夏に着れない」という定説を覆すために試行錯誤を繰り返すこと2年、生み出したサマーセーターの製法を産地内で潔く公開したそうで、それまでのセーターと⾔えば秋・冬に限られ、操業も半年間だけであったメリヤス産業が年間を通して操業が可能となるなど大きな変革をもたらしのだそう。現在も、歴史と伝統にあぐらをかくことなく、表現方法を模索し続けています。そんなメーカーが、長年に渡って蓄積されてきた開発技術を駆使し、ベーシックを追求するニットプロジェクトがYONETOMI NEW BASIC（ヨネトミニューベーシック）。「ありふれたもののなかからどこにもない個性を編み出すこと」を目指し、ファクトリーだからこそ可能な気の利いたディテールやさり気ないアレンジを加えた、「新しい日常」に寄り添うベーシックを生み出しています。