ずっと使いたいモノ、置いてます。

余白の美しさを宿す

毎日手に取れて、持つ人の雰囲気を引き立ててくれるバッグがあります。TAMPICO（タンピコ）のショルダーバッグは、まさにそんな一つ。余計な装飾を削ぎ落とし、素材が持つ上質さだけを際立たせた佇まいが印象的です。何年も使い続けるほどにこれがちょうどいいと感じられる、落ち着いた品の良さ。性別を問わず、多くの方が長く愛用している理由もうなずけます。


シンプルだからこそ素材にこだわる

薄手のコットン地を2枚重ねてボンディングした、TAMPICO（タンピコ）を象徴するコットンキャンバス。密度のある織りを重ねることで、軽さを保ちながらも強度が生まれ、端正なシルエットになっています。粗野さを感じさせず、しなやかで上品な印象なのもこの素材の良さで、大人が日常づかいのバッグとして手に取れる理由のひとつです。

レザーストラップは革そのものの大きさを生かした自然な長さで、個体差があるのも魅力。背の高い方でも斜めがけしやすく、アジャスターを短くすれば肩がけにも楽に使えます。見た目の印象はコンパクトなのに、長財布や500mlボトルも収まる収納力。普段のお出かけにはもちろん、旅先でのサブバッグとしても自然と手が伸びる頼もしさがあります。

内ポケットはスマートフォンが収まる深さと幅で、小物を迷子にしない安心感。開口部のスナップボタンがバッグ全体の印象を損なうことなく、必要な時にきちんと閉じてくれるのも嬉しい工夫です。

生活に溶け込むアイテムを

J.MARTIN TREPOINTES社のバッグブランドとして誕生したTAMPICO（タンピコ）。J.MARTIN TREPOINTES社は1928年に、フランスのボルドー郊外にある革製品の産地として知られる小さな町、ムシダンで設立されました。設立当初から、高級革靴のウェルト（底革部品）やレザー、ラバー、クレープのソールといった資材を生産し、高く評価されていたメーカーで、その中でも特に靴のウェルト生産の技術は非常に高く、ヨ－ロッパの高級靴ブランドに資材を供給していました。

その革製品の高い技術力を持ったJ.MARTIN TREPOINTES社の社長である、Mrs. Nicole Martinが1992年に立ち上げたバッグと生活雑貨のブランドがTAMPICO（タンピコ）です。TAMPICOとは材料である革「TAM」とジグザグを表す「PICO」を合わせており、革製品を縫製する工程を想像させるブランド名ですね。長年の経験によって培われた、「素材の良さ」、「丈夫さ」、「ディティールのすばらしさ」はそのままに、特別な日に使うものではなく、日常使いすることで生活に溶け込む、上質なアイテムを作っています。ブランド誕生当初から、1点1点職人の手によって丁寧に作られており、20年以上たった今でもそれは変わらず続いています。現在ではフランスでもこのようなブランドは貴重な存在になってきています。