ずっと使いたいモノ、置いてます。

花びらを摘むように収穫した希少な塩

フランスのブルターニュ地方。
美しい大西洋に囲まれた半島の南部、ゲランドはさまざまな野鳥たちが群れ集う自然の宝庫です。
ここにフランスのシェフ達が愛する最高品質の塩があります。

このゲランドの塩は、1000年も前から守り続けられた塩田で作られています。
その塩田は、ポンプなどは使わず干満の差を利用して、海水を水路から塩田へと引き込んでいきます。
その水量を調節する加減は、パルディエと呼ばれるベテランの塩職人の経験だけが頼りです。
パルディエによって引き込まれた海水はその後、迷路のような水路を経て採塩池に辿り着きます。
夏の間、太陽と風の力で海水は約3ヶ月の歳月をかけてゆっくりと濃縮され、ゲランドの塩の結晶が誕生していきます。
通常、自然に結晶した塩の採取は、”ラス”という3Ｍにも及ぶ伝統的な木製の道具を使用して行いますが、”海の果実”と呼ばれる塩田の水面に最初に浮かぶ小さな白い結晶は、花びらを摘むように職人がていねいに収穫を行います。
結晶のままの自然塩は、煮込み料理などよりも、サラダや肉料理などの仕上げ、つけ塩に使うとより素材の旨みや甘みを引き出してくれます。

また、からだに優しいゲランドの塩は、ヨーロッパの安全基準にもしっかりと守られています。
ナチュール・エ・プログレといわれるＥＵでも有数の有機農業推進団体の厳しいレベルのもと、工場や養殖場からの公害などの環境から、作業道具、加工や包装に至るまで管理されています。

ゲランドの塩職人が、花びらを摘むように収穫した海の果実。
とてもエコロジーな製法を守り続けるゲランドを応援すると思えば、ちょっとぐらいの贅沢をしてもバチは当たらないと思います。