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それはモンゴルからの贈り物。シンプルなニットウェアから見える、FACTORYのこだわり

 

着る人がいることで完成する服。デザインや色だけでなく、形や肌触り全てが相まって初めて完成するのが洋服というものなのですが、普段の生活では中々気がつくことのできない部分でもあります。FACTORY(ファクトリー)の服は、そんな服づくりの全ての工程に対してこだわりを貫いた、逸品ばかりです。

 

良いと信じたものでは無く、良いと判断したもの。良質な素材の調達にはじまり、立体的なパターンを作り上げ、織り、縫い、そして染める。

”FACT IS OUR STORY”

ひとつひとつの過程に目を配り、細部に至るまで妥協なく仕立て上げるのがFACTORYのものづくりです。

 

 

 

 

1978年にスタートした1件のブティック。元々仕入れた服を販売していましたが、1983年には自社で全ての商品を製造する方針に変更し、店舗の裏の工場でオリジナルウエアの制作を開始、それが今の「FACTORY(ファクトリー)」です。自分たちが生み出せる最良の服をより多くの人に届けたいという思いからスタートし、理想の生地・色を追い求め、糸づくり・生地づくりを通して本当の意味での「服づくり」を体現するブランドへと発展していきます。このブランド名の「FACTORY(ファクトリー)」は、その名の通り「工房」のこと。生地づくり、パターン(型紙)、縫製、染色までを自社の工房で行う丁寧なものづくりをそのまま体現するブランドネームです。

 

・Design:Paris

FACTORYのお洋服は、パリ、モンゴル、日本を渡って製作されています。素材を活かした上質な着心地を生む、立体と平面を融合させたユニークなフォルムは、パリのデザインチームが行っています。

トレンドを感じながらも、FACTORYならではのシルエットとディテールの追及に余念がありません。

 

・Material:Mongolia

今回の秋冬のニットウエアは、モンゴルの雄大な土地で育った獣毛から。極寒の地を生き抜いた野生の毛質は、そのまま服に宿ると、FACTORYは語ります。カシミヤ、ヤク、キャメル。モンゴルの獣毛糸とひとくくりでは伝えられない厳しい環境、自然の恵みから生まれる個性的な風合いを、自分たちの目で良いと判断したものだけ仕入れています。

また、2016年12月、15年の構想を経て、モンゴルに自社紡績工場を設立したことにより、厳選した整毛工程と自然由来の性質を損ねない紡績工程を実現しました。最高の原毛からこだわりの一本の糸を作り上げるために、日々新しいステップを目指しているのです。

 

・Manufacturing : Japan

製作は日本で行われています。カッティング、縫製、染めまで全て自分たちで行い、服と対話することに重きを置いています。

例えば、布の切り方一つに置いても、量産製作の場の様に複数枚の布を扱ってしまう方が効率が良いですが、どうしても布にズレができてしまうといいます。FACTORYは1着分ずつ布を裁断し、1枚1枚丁寧に重ねていくことでズレを防いでいます。

縫製においても、同じです。FACTORYの服づくりの原点として、仕立てをしっかり、丁寧に、出来上がりのイメージ、着る人のイメージを大切に、平面的な布を立体的に組み立てます。

また、FACTORYの染は、一発勝負の製品染めです。 天然素材の染色は、素材との対話です。 温度により糸が膨らみ、染液を吸う 温度の上昇とともに、糸が締まり色が定着する。 そこに様々な条件が重なることで 色の異なりが起きる。 より良い色づくりのため、日々素材との対話で染色をしています。

 

 

FACTORYでは、ヤクやキャメルなどの素材を使用することにこだわりをもっています。このヤクやキャメルなど、獣毛と呼ばれる素材は、非常に貴重な素材で、この素材を贅沢に余すことなく使うことのできるように、モンゴルに工場を作り、自分たちの目で見極めた糸だけを使用して服作りを行っているのです。今回はこの秋冬でご紹介している3種類の生地をご紹介。

 

ニット(キャメル)

モンゴルゴビ砂漠に生息するフタコブラクダの毛を使用したニット生地です、100kgの原毛から半分以下しか採れない希少な柔らかい素材で、マイナス40度を下回る寒さと乾燥した気候に適用するためたっぷりと油分を含み、ふっくらとしなやかな風合いが特徴です。ヤクやカシミヤと比べるとざっくりとしたカジュアルな雰囲気を持つ生地です。

 

ニット(ヤク)

FACTORYのヤクニットは、モンゴルバヤンホンゴル地方の極寒の中育つヤクの毛を使用しています。100kgの原毛からわずか20kgしか採れない希少な素材で、独特の弾力と柔らかさを兼ね備えています。安心感のある厚みの生地ながらも、重さを感じずにリラックスして着られます。ふっくらと織り上げた、頬ずりしたくなる心地よさがあります。

 

バンブーウール

これまでの2種類はモンゴルで採取した獣毛を使用した生地でしたが、こちらはバンブーとウールをオリジナルブレンドした布地。独特のドレープと光沢があり、ぬくもりある風合いが特徴です。程よい厚みがり、ウールを混ぜていますがチクチク感もなく、肌触りもさらりとしています。



 

キャメル チュニック丈セーター

体のラインを拾わないように余裕を持たせ、袖や裾に丸みをつけたシルエットながらもきちんとした雰囲気があるから不思議です。やや長めの丈なので、一枚でワンピースとして着て、ロングブーツを合わせても可愛らしいです。

揺れるドレープとたっぷりとした袖が可愛らしい印象に。

首に巻いたストール:Mea Shawl(Ecru)

バッグ:サッチェルバッグ シュガーキューブ(BLACK)

 

ゆったりとしたチュニックなので、首もとにナチュラルなカラーのストールを巻くのもおすすめです。

ざっくりとした編みのケーブルニットストールならば、チュニックのキャメル素材を活かしながらアクセントに。

 

 

ヤク オフタートル ヨークレース柄ニット

ボリュームのある質感のタートルネックと、上部に施されたヨークレース柄編みがどこかノスタルジックな雰囲気と、細部まで計算し尽くされた洗練された雰囲気を併せ持っています。身幅も比較的ゆったりとしており、ラグラン袖になっていますので、着用した時の柄の美しさが目を引きます。

太めに取った裾と袖のリブが独特のゆったりとしたシルエットながらも女性らしさを醸し出し、長めの袖や裾はくしゅくしゅとさせると可愛らしいです。

毛足が長く、非常に柔らかいヤクの毛、それはカシミヤやアルパカなどを凌ぐとも言われるほどの暖かさで、真冬でもふっくらと暖かく体を包み込んでくれます。カラーは、ヤクの原毛の淡い色味の部分のみを出来るだけ選りすぐったGREYと、深い濃い色味の部分のみを選りすぐったBROWNの2色展開です。ナチュラルなカラーを生かして、ふんわりとした極上の肌触りを実現しています。素材を生かしたカラーが魅力の一枚です。 

シューズ:サイドゴアブーツ Black

 

デザインが美しいふっくらした厚みのあるニットには、ピアスやイヤリングをプラスして。

軽やかで優しい風合いのARATA(アラタ)のリングピアスなら、気取らないお洒落が楽しめそうです。

 

バンブーウール ポケットノースリーブワンピース

両サイドの立体的なポケットが印象的。少しだけ立ち上がっているハイネックと、肩部分から落ちるタックが作るドレープで、シンプルで単調になりがちなワンピースを味付けしています。

体に張り付かないゆったりとした楽な着心地ながらも裾を抑えたコクーンシルエットが大人っぽい印象。インナーのカットソーで印象を変えられます。シンプルながらも存在感がありますが、大ぶりのネックレスやピアスなどのアクセサリーをつけると名脇役に。

程よい厚みで、とろみのある素材感ですので、レイヤードするお洋服を変えることで1年を通して活躍の場がありそうです。

 

中に着たタートルネック:タートルネックカットソー(MARINE)

バッグ:サッチェルバッグ シュガーキューブ(BLACK)

シューズ:chausser レースアップパンプス CGY

 

小物とのコーディネートも楽しくなる一枚。ベレー帽や、大ぶりのネックレスをプラスして、クラシック映画の女優のように。

 

シンプルだからこそ、素材感やデザインが如実に現れてしまうニットウエア。袖を通すたびに嬉しくなるような気持ちは、ブランドがその一枚の服にかける思いの深さからかもしれません。

 

▼ご紹介ブランド

投稿者: 村上 日時: 2017年11月11日 12:00 | permalink

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