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江戸切子 ― 文様を彫り込んだ日本のカットグラス

江戸切子とは

江戸切子は、日本の伝統的なカットグラスです。

その始まりは1834年、ガラス問屋の主人であった加賀屋久兵衛がガラスに彫刻を施したことにさかのぼります。以来、ガラスを切り出す技術やガラス製造そのものの発展とともに、今の東京にあたる江戸の地でこの技法が広く根付いていきました。2002年には、江戸切子は伝統工芸品として指定されています。

Saihouは1971年に創業した江戸切子のブランドです。国産のガラスを使用し、高度に洗練されたカットグラスの技術を守り続けています。伝統を次の世代へと伝える一方で、現代の暮らしになじむ新しい江戸切子づくりにも力を注いでいます。

江戸切子 桜文様 ぐい呑(ピンクブルー/ペア)

江戸切子 桜文様 盃

江戸切子ができるまで

江戸切子づくりは、文様のない無地のガラスから始まります。江戸切子に使われるガラスは、切り出しのために二層構造になっており、外側には色ガラス、内側には透明なガラスが用いられます。職人はこの外側の色ガラスを彫り込んで、文様を描き出していきます。

1. 割り出し

最初の工程は割り出しです。職人はガラスの表面に、金色のペンで下絵となる文様を描いていきます。 

2. 荒摺り

ガラスを切り出す刃には、ダイヤモンドが使われています。大きさの異なる何種類もの刃を使い分けながら、美しい文様をガラスに彫り込んでいきます。

3. 石掛け

彫り込んだ直後のガラス表面は凹凸のある状態です。職人は砥石を使い、この表面を滑らかに整えていきます。この工程こそが、江戸切子の美しさを決める最も大切な作業といえます。

4. 磨き

磨き剤を使ってガラスを丁寧に磨き上げ、下絵の跡を取り除いていきます。こうしてガラスは、美しい文様をたたえた透明な輝きを放つようになります。

江戸切子の文様

葡萄文様

江戸切子 葡萄文様 ミニオールド(むらさき/ペア)

江戸切子 葡萄文様 ミニオールド(むらさき/ペア)

江戸切子 葡萄文様 ミニオールド

葉を伴った葡萄の文様は、江戸切子を代表する文様のひとつです。江戸切子が江戸の地で広まっていく中で、花や果物をモチーフにした数多くの文様が生み出されてきました。Saihouでは、この葡萄文様は新人職人が最初に習得する図柄とされています。豊かな実りの象徴として親しまれてきた文様です。

桜文様

江戸切子 桜文様 天開タンブラー

江戸切子 桜文様 タンブラー

江戸切子 桜文様 ぐい呑(ピンクブルー/ペア)

江戸切子 桜文様 盃

桜は日本人にとって馴染み深い木です。春には多くの人が花の咲く様子を楽しみに待ちます。花が咲く時だけでなく、花が散る時にも、日本人はその儚い美しさを感じ取ります。桜をあしらった彩芳の江戸切子は、そんな桜の美意識を表現しています。

矢来

江戸切子 重矢来文様 ミニオールド ペア

江戸切子 重矢来文様 ミニオールド ペア

江戸切子グラス 重ね矢来紋 ペア

矢来は江戸切子でよく使われる幾何学模様です。もともとは竹で組まれた柵を意味しています。矢来の中に刀の文様が施されたデザインも見られます。

剣菱

江戸切子 剣菱魚子文様 天開タンブラー

江戸切子グラス 剣菱七子紋 タンブラー

江戸切子 剣菱星文様 ぐい呑み 緑

江戸切子グラス 剣菱星紋 盃

剣菱は鋭く尖った角を持つ菱形です。その角の形は、三種の神器のひとつとされる剣を模しています。 

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投稿者: Ueda 日時: 2019年08月28日 11:00 | permalink

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