1972年フランス、パリ郊外に設立されたレディースニットを専門とするTricots Jean Marc(トリコットジーンマルク)。当時地域には200近くのニットメーカーがあったそうですが、今では10社ほどとなり、その地域が抱えてきた技術を一手に担っているメーカーと言えます。50年近く蓄積されたノウハウは、ファッションの流行が何周しても途切れることなく、「編み」というその一点においてフォーカスされ続けています。
3ゲージから12ゲージまでを編めるマシンを揃え、さまざまな厚みのニットを製作するバリエーションを持つのは、古くからのノウハウの成せる技。自社工場での生産にこだわり、フランスメイドを頑なに守るその根本には、ニットへの愛とものづくりへの意志が感じられます。