ずっと使いたいモノ、置いてます。

色彩が織りなす幾何学模様

イギリスの織物工場で丁寧に紡ぎ出される独創的なファブリック。そのデザイン性の高さと、柔らかく暖かなつけ心地とで世界中を魅了しているWALLACE SEWELL（ウォレスアンドスウェル）。

そんな織物ブランドWALLACE SEWELLより、身に着けるアートのようなウールのマフラーが届きました。表裏で柄が異なり、1枚でいろいろな雰囲気を楽しめる細身のマフラーです。多色使いとなっているため派手なようですが、巻いてみるとしっくりと馴染みます。

デザイン違いのメリノラムズウールマフラー ANOUILHも取り扱っています。

暮らしに溶け込むアート

色の存在感が引き立つシンプルデザインのWALLACE SEWELL（ウォレスアンドスウェル）のメリノラムズウールマフラー DORVIGNY。軽やかに揺れるフリンジが、スタイリングに表情を添えてくれます。素材は良質なラムズウールが使用されており、地肌にあたってもちくちくしない優しい巻き心地。軽量なため肩こりしにくいという点もおすすめポイントです。

189cmと通常のマフラーよりも長めなので、二重巻きにもできます。防寒性が上がるだけでなく、着用中にマフラーが外れてしまってまた巻き直して、というストレスからも解決されそうです。また比較的薄手で細身なのでボリュームが出すぎないというのも男女問わず使いやすい点です。

DORVIGNYは、オルセー美術館でのリサーチからデザインを起こしたもので、一色ずつインスピレーションの元となった絵画があるのだそう。くっきりしたストライプと細かな織を組み合わせ、表裏でも表情が変わるデザインが特徴のシリーズです。それぞれ元になった絵を見てストールと比べてみる、なんていう楽しみ方もあるのはWALLACE SEWELL（ウォレスアンドスウェル）だからこそです。

CHARCOAL：ポール・セザンヌの 「Still life with Kettle」。金属（錫）と陶器に反射する光まで描いた静物画。全体をメタリックなトーンでまとめた中に、ストライプを配置してアクセントにしています。
CLANET：ピエール・ボナールの絵画 「THE BOX」をモチーフに。深いベルベットの赤に鮮やかなゴールドのトーンを合わせて、豪華さの中にある控えめでロマンティックな色使いを表現しています。
RUST：オディロン・ルドンの「The Sacred Heart」がカラーモチーフ。暖かいオレンジのトーンに鮮やかなブルーとクリームを組み込んで、静けさの中にある光を表現。

多色の糸が織りなす色彩美には、見る者の視線を惹きつける魅力があります。ダークトーンになりがちの秋冬の装いですが、こうしたマフラーがあればぐっと華やぎます。また、スタイルの幅を広げてくれるマフラーは、親しい友人への誕生日プレゼントなど、おしゃれな冬のギフトとしてもおすすめです。

独創的で意外性のあるファブリックを

WALLACE SEWELL（ウォレスアンドスウェル）はハリエット・ウォレス、 エマ・スウェルの二人のテキスタイルデザイナーによるロンドンの織物ブランド。

アート・デザイン分野の大学の最高峰と言われるロイヤルカレッジオブアーツでアートを学び卒業した2人は、アートを学ぶ中で、絵画のように模様や構図を創作でき、絵の具の代わりに糸と繊維を用いて色を混ぜ合わせて生地の感触や見た目をコントロールしていく、織布に関心を抱きます。卒業後は、ハリエットは機織りを使った独創的な構図を生み出してインテリア用のファブリックを、エマは収縮する糸やツイストした糸を用いた織布の構図に惹かれ、ファッション用のファブリックを制作。1990年に2人で開催した初の個展にて、幾何学模様を複雑に組み合わせたモダンで美しいストールを発表し、バーニーズ・ニューヨークをはじめとしたバイヤーたちから注目を集めました。

ドイツの総合的造形学校、バウハウスの影響を色濃く受け、工芸と工業生産をイギリスの伝統技術で結びつけることを理念に、色とグラフィック、そして織物に関する豊富な知識を融合させたものづくりを行うWALLACE SEWELL（ウォレスアンドスウェル）。普通の織物の常識では作ることを諦めてしまうような複雑な色の組み合わせを独自に編み出しており、その独創的な色彩と幾何学模様のデザインは世界中のファンを魅了し続けています。また、WALLACE SEWELL以外にも、ロンドンの地下鉄や鉄道の椅子の張地のデザインや、テートギャラリーの企画展に合わせた特別なデザインのストール制作など、幅広いテキスタイルデザインを展開しています。