コペンハーゲン郊外、ウレスン海峡を望む海沿いの丘に、ルイジアナ近代美術館は建っています。1958年、実業家のクヌード・W・イェンセンが「アートは特別な人のためにあるのではなく、誰もが直接触れられるものであるべきだ」という信念のもとに創設した美術館です。ピカソ、カルダー、ヘンリー・ムーア、草間彌生など、時代を代表するアーティストの作品を、建物と自然と海が一体になった空間の中で展示してきた場所は、スカンジナビアで最も来館者の多い近代美術館として、世界に知られるようになりました。A2ポスターは、ルイジアナが長年にわたって制作してきた展覧会ポスターのアーカイブから選んだものです。
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展覧会とともに生まれるデザイン
ルイジアナのポスターは、1950年代の創設期から、展覧会ごとに著名なアーティストやグラフィックデザイナーが手がけてきました。告知のための印刷物でありながら展覧会デザインの一部として設計されていること、そしてデンマーク・モダニズムを基盤とした端正なタイポグラフィと余白の使い方が60年以上一貫していることが、ルイジアナのポスターが単体の作品として今も支持される理由です。美術館のショップは「世界最高のミュージアムショップ」として受賞歴を持ちますが、中でもポスターはその中心的なアイテムとして、世界中の人々に収集されています。
Arne Jacobsenの2枚は、どちらも2002年にルイジアナで開催されたヤコブセン生誕100周年記念展のポスターです。1枚は「House of the Future」の図版を用いたもので、ヤコブセンが建築家フレミング・ラッセンとともに1929年に発表した未来の住宅プロジェクトが題材です。「Skovshoved Gas Station」は同展の別図版のポスターで、コペンハーゲン北郊のスコウスホウェに建つ、1936年設計のガソリンスタンドが描かれています。
Anna Atkinsの5枚は、2024年秋にルイジアナ美術館で開催された大型展覧会「OCEAN」のポスター。「私たちは火星の表面について、地球の海洋よりも詳しく知っている」という言葉から始まるこの展覧会は、海をテーマにアートと科学が交差する構成で開催されました。
Atkinsは英国の植物学者・写真家で、写真技術を科学記録に応用した先駆者。女性が科学の世界に入りにくかった時代に、父親の影響を受けながら植物学と写真を独自に結びつけました。彼女が用いたのはシアノタイプという手法。感光紙の上に海藻を直接置いて日光に当てると、海藻が触れていない部分だけがプルシアンブルーに発色し、海藻の形が白いシルエットとして残ります。カメラも絵筆も使わず、海藻が自分自身を紙に刷り込む、というつくり方です。今回の5枚はそれぞれ異なる海藻をモチーフにしています。レース状に細かく枝分かれしたもの、羽毛のように広がるものなど。形はまったく異なりますが、どれも深いブルーの背景に白いシルエットという統一感があります。1枚でもいいですし、5枚並べるのも素敵です。
Haeckelの4枚も、同じくOCEAN展のポスター。Haeckelはドイツの生物学者・哲学者・画家で、1899年から1904年にかけて刊行した『自然の芸術的形態(Kunstformen der Natur)』は、海洋生物を中心に100点の図版を収めた著作です。Haeckel自身のスケッチと水彩画をもとに石版画家アドルフ・ギルチュが印刷したもので、科学的な記録でありながらアール・ヌーヴォーの美意識と重なる表現が、当時の建築家やデザイナーに大きな影響を与えました。海の深みや顕微鏡の中にしか存在しない自然の驚くべき美しさを、より多くの人に届けたいという思いが形になった著作。今回の4枚はアンモナイト、紅藻の仲間、ウミユリをモチーフにしています。
David Hockneyの「Park Hotel Munich, 1972」は、ミュンヘンのホテルの一室を切り取った作品。ルイジアナとは1976年の個展を皮切りに、2001年、2011年、2015年と長きにわたり展示を重ねてきた作家です。窓から差し込む光、椅子の配置、静かな室内、Hockneyが一貫して追いかけてきた「日常の空間と光の質」が、生活の場に自然に飾れる1枚です。
A2サイズは、存在感がありながらも取り入れやすい人気のサイズ。リビングや寝室、玄関など、手軽に空間の印象を変えてくれます。
海辺の美術館
ルイジアナ近代美術館は、デンマークのフンレベックという小さな海辺の町に建っています。コペンハーゲン中心部から電車で約35分、ウレスン海峡を見渡す丘の上に、19世紀の旧邸宅と増築されたモダンな展示棟が、彫刻公園と森と海を縫うように配置されています。
「ルイジアナ」という名は、1855年にこの土地の邸宅を建てた地主アレクサンダー・ブルンに由来します。3度の結婚を経た彼の妻がいずれも「ルイーズ」という名であったことから、邸宅に「ルイジアナ」と名づけました。その邸宅を1955年に取得した実業家クヌード・W・イェンセンが、1958年に美術館として開館させたのが現在のルイジアナです。
イェンセンが掲げた姿勢は明快でした。アートは高尚なものではなく、見た人に直接語りかけるものであるべきだ、という考えです。その信念は開館当初から運営のすべてに反映され、展示空間の設計から来館者が座るベンチの位置、カフェのメニューまで、イェンセン自身が関わり続けたといいます。創設以来60年以上にわたって世界水準の展覧会を続け、年間70万人以上が訪れるスカンジナビア最大の近代美術館となった現在も、その精神は変わっていません。アートを「特別な人のためのもの」にしない、という姿勢が、ルイジアナのポスターにも一貫して流れています。




































| サイズ | A2サイズ
縦59.4×横42(cm) |
| 重量 | 約30g |
| 素材 | 紙(オフセット印刷) |
| 生産国 | デンマーク |
| 箱有無 | 有 |
「ルイジアナ」という名は、1855年にこの土地の邸宅を建てた地主アレクサンダー・ブルンに由来します。3度の結婚を経た彼の妻がいずれも「ルイーズ」という名であったことから、邸宅に「ルイジアナ」と名づけました。その邸宅を1955年に取得した実業家クヌード・W・イェンセンが、1958年に美術館として開館させたのが現在のルイジアナです。
イェンセンが掲げた姿勢は明快でした。アートは高尚なものではなく、見た人に直接語りかけるものであるべきだ、という考えです。創設以来60年以上にわたって世界水準の展覧会を続け、年間70万人以上が訪れるスカンジナビア最大の近代美術館となった現在も、その精神は変わっていません。アートを「特別な人のためのもの」にしない、という姿勢が、ルイジアナのポスターにも一貫して流れています。
| 商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
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カートに追加されました
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¥7,700(税込)
¥8,030(税込)
¥8,030(税込)
¥8,030(税込)
¥24,200〜(税込)
¥8,030(税込)
¥8,030(税込)
¥8,030(税込)
¥8,030(税込)
¥49,500〜(税込)
¥11,220(税込)
