ダージリンは、ヒマラヤ山麓の昼夜の温度差が激しい高地という環境で、豊潤な味と香りを育み世界3大銘茶に数えられる紅茶です。
そのダージリンが、生産において苦境に立たされた時期があったことをご存知でしょうか。
1859年ダージリンに設立されたマカイバリ茶園は、ダージリンで最も長い伝統を誇る茶園です。
現在の茶園主のバナジー氏は、英国の大学で学び家業の茶園を継ごうとした頃、茶園は農薬や化学肥料でやせほそっている状況でした。
周囲にある70程の茶園も、農薬によって土は痛み、生産量も停滞か減少傾向にありました。
自然を愛するバナジー氏は、もう一度ダージリンの土地を生き返らせるため有機農法を更にすすめたバイオダイナミック農法を取り入れることにしました。
バイオダイナミック農法は、自然や動物と共生しながら、100%牛糞など天然の堆肥などを使い、天体の流れから最も適した時期に、種まきや茶摘みを行い生命力がある農作物を作る自然の力を取り入れた農法です。
30年以上にわたって、農薬や化学肥料を一切使わずに取り組んだ結果、約700ヘクタールもある敷地の3分の2が原生林のまま残され様々な動物が野生のまま生息し、茶畑では多種多様な木々や虫が共存しているそうです。
そのマカイバリ茶園で、9月~10月。年の最後に収穫される紅茶がオータムナル・フラッシュ(秋摘み茶)です。
濃い栗色の茶葉は、春摘みから変身を遂げていった茶葉の集大成です。
その中でも、シルバーティップスは特別に限られた茶畑の新芽を中心に、熟練された人々の手によって一つ一つ手摘みされ、そして手揉みによって完成された最高級茶葉になります。
紅茶の色は一年で最も深く、紅葉を感じさせます。
しっくりとした深い味わいに、まろやかな甘味。
そして、マカイバリの農園に咲く薔薇の熟成した香りを楽しんで頂けます。
ただ、手揉みによる製造のため、生産量は少量に限られます。
販売が終了すれば、また来年のお楽しみ。
その一点だけご了承ください。
1840年代から、インド西ベンガル州ダージリンにあるダージリン地方ではイギリス人によって茶園が創業されてきましたが、マカイバリ茶園は1856年、商業目的としてダージリンで最初に紅茶農園を始めたイギリス人・サムラー大尉によって設立された、長い歴史を持つ茶園です。
1859年にはマカイバリ茶園(Makaibari Tea Estates)の名が正式登録されて以後、茶園主バナジー家が茶園経営を行っています。
マカイバリ茶園は4つの山にまたがり、7つの村から成ります。680人のコミュニティーとその家族1,700人が茶園の敷地内で暮らし、茶園には政府系の小学校が2つあり、茶園の子どもたちはその小学校に通っています。
英国王室ご用達や、ティーオークションで歴代世界最高値を記録したことで知られていますが、近年では「自然との調和」といった理念や有機農法を越えたバイオダイナミック農法で注目を集めています。
| 商品 | 価格(税込) | 在庫 | 個数 | |
|---|---|---|---|---|
シルバーティップス 期間限定、送料無料キャンペーン中! |
¥3,300(税込) |
✕
|
販売終了 |
カートに追加されました
¥6,050(税込)
