
お弁当箱は、好きな食べ物を持ち歩くのにとても便利な道具です。日本各地ではさまざまな種類のお弁当箱がつくられ、それぞれが伝統工芸として発展してきました。秋田の曲げわっぱもそのひとつです。今では、日本の伝統的なお弁当箱を代表する存在となっています。
曲げわっぱは、秋田県大館市で生まれた伝統的な木工品です。その歴史は1300年以上前にさかのぼり、木こりたちが木の板を曲げて容器をつくり始めたことに由来するといわれています。
17世紀から19世紀半ばにかけての江戸時代、曲げわっぱは大館藩にとって重要な産業となりました。武士たちが副業として曲げわっぱをつくり、各地の藩へ売っていたのです。長い年月を経て、1980年には法律により日本の伝統的工芸品に指定されました。
大館の曲げわっぱには、秋田杉が使われています。樹齢100年を超える秋田杉は、美しい木目とつやを持ち、材質が安定していて反りが生じにくいのが特徴です。こうした性質は、お弁当箱をはじめとする器づくりに最適です。
曲げわっぱの最大の特徴は、その洗練された曲線美にあります。
職人はまず秋田杉を切り出し、薄い板をつくります。この工程には高い技術が求められます。それぞれの板の厚みを均一に仕上げなければならないからです。その後、材料を煮て、しなやかさを引き出します。
材料を煮た後、いよいよ曲げの工程に入ります。木型を使い、板を美しい曲線に仕上げていきます。そして十分に乾燥させたのち、桜の樹皮を使って板の合わせ目をとめます。この樹皮は職人の手によって縫い留められます。
一連の工程には数週間以上かかります。曲げわっぱの美しさは、職人たちのたゆまぬ手仕事によってのみ生み出されるのです。
近頃はプラスチック製のお弁当箱が数多く出回っていますが、それでもなぜ曲げわっぱのお弁当箱には魅力があるのでしょうか。
そこにはいくつかの理由があります。
- とても軽く、持ち運びしやすい
- 見た目が美しく、食べ物をおいしく保つ
- 長く使え、修理も可能
曲げわっぱは薄い木の板から作られているため、お弁当箱としては驚くほど軽量です。大館工芸社では、大人にも子供にも使いやすい、様々なタイプやサイズのお弁当箱を製造しています。
見た目の美しさだけでなく、手作りの曲げわっぱのお弁当箱には秋田杉ならではのやさしい香りがあります。また、杉には水分を効果的に吸収する性質があります。野菜やご飯など、ある程度水分を含む食材をお弁当箱に入れると、杉が余分な水分を吸収し、食材本来の味わいを保ってくれます。
曲げわっぱのお弁当箱は、日頃からきちんとお手入れをすれば長くお使いいただけます。もし傷みが見つかった場合でも、製造元で修理できることがあります。詳しくはZUTTOカスタマーサポートまでお問い合わせください。
ZUTTOのスタッフも曲げわっぱのお弁当箱を日常的に愛用しています。

洗い方と乾かし方
曲げわっぱは、過剰な水分を避けることが大切です。
- 長時間水に浸けたままにしないでください。
- 使用後はできるだけ早く、柔らかいスポンジと食器用洗剤で優しく洗ってください。その後、柔らかい布で拭き取り、風通しの良い場所でしっかりと乾かしてください。直射日光は避けてください。

ご注意
曲げわっぱは繊細な製品です。衝撃や熱を避けてください。
-食器洗い乾燥機はご使用いただけません。
-電子レンジはご使用いただけません。
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