ずっと使いたいモノ、置いてます。

きらきら輝く

ヨーロッパでは結婚や出産などの慶事ごとには砂糖菓子（ボンボン）を贈る習慣があり、ボンボニエールとはその菓子器のことを指します。「幸せが宿る」とも言われており、日本でも明治時代に西欧文化が取り入れられるようになってから、今でも皇室の慶事の際には引き出物として選ばれています。

Lyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）のボンボニエール BONBONNIEREは、余分な装飾を抑えた、美しい波形が機能美を感じさせる佇まい。シンプルだからこそ決して古びることのないフォルムは、一目見るだけで美しいと感じさせる高いデザイン性を誇っています。

シンプルさと美しさ

ボンボニエールはブランドのアーカイブの中でも人気のあるシリーズのひとつ。フラワーベース LYNGBY VASEのシンプルな波形のラインからインスピレーションを得て、1944年に限定生産されたアイテムを復刻しています。ボンボニエール は記念品としての性格上、様々な装飾が施されているのが一般的ですがLyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）のそれはシンプルで、それでいて無駄のない美しさを感じさせるフォルム。「純粋な機能美」を追求する彼らだからこそ生み出すことができるデザインです。

こちらの商品はポーランド製ですが、Lyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）の商品はポーランド以外にも本国デンマークやポルトガル、タイなどでも生産されています。商品の形や素材、釉薬に適した技術を持った製造先をメーカー担当者が吟味し決定しており、同じシリーズの商品でも釉薬の違いによって製造先を変えるなどのこだわりも。設立当時の作り方を継承し、1点1点丁寧に作られており、これらの丁寧なものづくりの姿勢により、Lyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）の製品たちの確かな品質は守られているのです。

元々の使用用途は砂糖菓子の入れ物としてですが、その他のお菓子の保管は勿論、ジュエリーボックスとしてや来客用のティーパック入れ、デスク周りの小物入れにと、あらゆるシーンでご使用いただけます。インテリアとして飾っても素敵ですね。様々な用途ができるアイテムですので、結婚・出産祝いはもちろん、お誕生日のギフトとしてもおすすめです。

「純粋な機能美」

コペンハーゲンの北にあるコンゲス・リュンビューで1936年に磁器メーカーとして設立したLyngby Porcelaen（リュンビューポーセリン）は、1904年に創業した、デンマークの陶磁器の先駆的存在である「Holst & Knudsen」が元になっています。当時、陶磁器は中央ヨーロッパの大手メーカーから輸入していましたが、1930年代初頭、安価なドイツの磁器の輸入がほぼ停止されたことをきっかけに自社で工場を設立。バウハウス運動の合理主義・機能主義的考えから生み出された、余計な装飾を排除したシンプルで機能的なものを美しいとする考えの影響を強く受け、この当時主流だった装飾的な磁器とは対照的に、シンプルさと機能性の思想を取り入れたデザインで多くの人々に新鮮な印象を与えたブランドです。

1969年には工場が一度閉鎖されましたが、2012年に生産を再開。「純粋な機能美」をブランドコンセプトに、伝統的な職人技と先進的な生産技術を融合させ、過去のアーカイブの忠実な再現とDNAを受け継いだ新たな製品を作り出しています。